早稲田美研60−70 後片付け。

私たちの今回のグループ展、昨日が最終日。終わった。
しかし、ずっと体調がすぐれないこともあり、その模様昨日は記さず、今日も、また明日にしようか、と思っていた。一日延ばしに。
が、今日、仲間の吉岡から出展者宛にメールが来た。忙しくて行けなかったが、展示の様子や展示作品は、「流山子雑録」ブログで実況生中継的に見ていた、と。
実は昨日も、一瞬ウンッって思うメールが届いていた。
PC broken / cannot send mail / thanks very much blog pictures / have a goo 、というもの。have a goo で切れているが、差出人の○○@hotmail.comの○○で見当がついた。高橋のチェンマイのファミリーだ。高橋のパソコンが壊れたので、ファミリーの○○さんのスマホで送ったようだ。チェンマイで、「流山子雑録」を見ることはできている模様。
展覧会というもの、会期中の展示がメーンではあるが、その前後、搬入があり搬出・後片付けがあって成り立つものである。
少し遅れたが、後片付けの模様も実況中継的に載せておこう。
吉岡や高橋のためばかりじゃなく、早稲田美研60−70の第8回展の記録として。
4時すぎギャラリー文房堂へ行った。出展者の皆さん、あらかた集まっている。

最終日は5時まで。
5時となり、それぞれ後片付けに取りかかる。

こちらも。

久保寺はゆったりと。

こちらの皆さんはてきぱきと。

小澤も大きな作品を取り外す。

クギを抜くことも重要なこと。

石田、最後の紙片の取り外しに。

エレベーター横。
島谷晃展のポスターの下には、どなたがお持ちになったのか、小さなユズが。

今回の出展者の作品総覧。
多くの作品は、宅配便で送る。
その後、打ち上げ会場へ。幹事が予約したのは、飲み放題、魚が美味い、という店。2時間ばかりいたろうか。
次回、第9回展は1年半後の2017年6月。幹事も決まった。
今回展の幾つかの作品を。

杉浦の作品は、近寄ると目が回った。

2メートル四方の小澤の木版。小澤木版のファンの私、前回展の白い作品のほうがよかったな。

和紙を使った造形を数十年、という作家に案内を差しあげた。彼女が反応したのは、石田の作品であった。
それも、石田が描く人物よりも建物の方が面白い、という。石田宏、建築家であると言うと、建築家の絵は裏からも描いている、と語る。

笠井悦子≪コスモス≫。水彩。
笠井悦子さんは、私の先輩。50何年ぶりでお会いしたかった。が、体調が思わしくなく、搬入時もオ−プニングの日も、搬出の日も、お出でになることはかなわなかった。

犬飼三千子≪往にし方(いにしえ)≫(部分)。油性木版。
今回、何度もこの作品を睨んでいた。鋭い。
他を圧する凄さ、を感じた。

今一度、高橋重夫の作品。インクジェットプリントとなっているが、ドローイングかもしれない。
タイトルは、≪いまさらですが、もう一度、って何ですか≫。勝手にしろって言いたい。
ブログの記載、明日にしようかと思っていたが、吉岡からのメールで、と冒頭に記した。古い仲間の吉岡、実は、美術評論家の早見堯なんだ。
美術評論家という連中、何とも解り難い文章を記す。早見堯もそうであったが、だんだんそうではなくなってきた、という感もある。
早見堯のブログ、「見ることの誘惑」で検索してください。「なるほど、専門家はそう見るか」、と教えられることがある。
「おいおい、もっと素直に書いたらどうだ」、と思うところもあるが、深い考察の場を共にすることができることもある。それがどうあれ、貴方のキャパ次第。
早稲田美研60−70の今回展もこれでおしまい。