夏の記憶2014(1) 四万六千日。

暦の上では、ひと月近く前にすでに秋となっているのであるが、感覚的には、9月に入り夏は過ぎたな、という思いが強まってくる。
昨年に倣い、この夏の記憶を3題。
7月上旬、山本宣史のグループ展を観に浅草へ行ったら、偶々その日は四万六千日の日であった。
伝法院通りの呉服屋・山富、やまとみの前には、伝法院南町奉行所の高札が。
伝法院南町奉行所、ズッと今でも、鼠小僧次郎吉を追っている。ご苦労なことである。
やまとみの看板には、「趣味の呉服、踊り衣装、お誂え御承」の文字が。下の方には、「辻占」をいう文字も。お試し占 1000円、とも。
いずれを取っても、浅草だ。

7月10日、四万六千日のほおずき市。
売り手の皆さん、鯔背(いなせ)である。ジイさんも若いお姉さんも。

浅草寺本堂前。
四万六千日の善男善女。