MOT遊び(4) あそぼー(続き)。

マンガの神様・手塚治虫とマンガの王様・石ノ森章太郎の特別展よりも、「オバケとパンツとお星さま」のあちこち、面白かった。

「オバケとパンツとお星さま」、昨日の続き。

「トラフのオバケ屋敷は”化(ば)かし屋敷”」、という部屋。
”トラフ”って何なんだって思うよね、誰だって。鈴野浩一と禿真哉という、まだ若い建築家が共同代表である「トラフ建築設計事務所」が担当してるんだ、この部屋は。

真ん中の建物の周りには、額縁がいっぱいかかっている。

ベラスケスとか、ゴッホとか、フェルメールとかの名画ばかり。

出入り自由の額縁もある。

中へ入り、ゴッホの≪自画像≫を見ると、ンッ。

フェルメールの≪真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)≫の眼も。中から、外で観ている人を見るんだ。

建物の中から、左右の丸いところに手を入れ、モナリザの目や鼻や口などをくっつけていく。外から見ると、まさにモナリザの福笑い。
時空を越える、謎の微笑を湛えた美女もこの通り。

この二人は何をしていたんだったかなー。
顔を取っかえていたのかな。まさか、とは思うが、そうかもしれない。

デジカメで撮っていると、「アレッ、オレ、振り袖を着ているのかな」、と思えるところがあった。

上下に引っぱられているようなところも。

変身コーナー。
東大の相澤研究室も協力って記されている。東大の相澤研究室、映像やメディア情報処理を研究しているところらしい。
オバケ屋敷、化(ば)かし屋敷の何処かに、その研究の成果が応用されていたのだろう。

変身したお子さんは、右側のお立ち台に上がり、パチリ。

会場内に用意された布や糸を使い、さまざまな物を作ることができる。衣服でもストールでも。それらを幾重にも纏ったマネキンが3体立っていた。
変身コーナー、初っ端のコーナーと同じ。「オバケ」と「パンツ」と「お星さま」で、オリジナル衣装を作った人もいただろう。
そうじゃなくても、さまざまな「あそぼー」が見ることができたし、楽しめた。