「オレが決める」が似合う男。
日本が押してはいた。しかし、先制点は取られた。時間も無くなった。後半のアディショナル・タイムもあと1〜2分。ペナルティー・エリアで相手がハンド。ラッキーなPKをもらった。
ごく自然な感じで、本田圭佑がボールをセットした。当然である、という感じで。
今日の本田、手頃な距離からのフリー・キックを2本外している。しかし、この場面ではやはり、「オレが決める」が自然な男は本田圭佑なんだな、今のジャパンでは。
本田のPK、ド真ん中に蹴ることが多い。今日もそうであった。ド真ん中。ゴールに突き刺さった。これで、オーストラリアと引き分け。5大会連続、リオW杯への出場を決めた。
ビッグマウス・本田圭佑、こう語っている。
「多くのプレッシャーをかけられていた。ド真ん中に蹴って、止められたらしゃーない、と思っていた」、と。
マンUの香川もいる。名手・遠藤もいる。
共に、本田を凌駕する技を持っている。
私が贔屓の長友もいる。
しかし、ここ一番となった時のジャパン、「オレが決める」が自然な男は本田なんだ。
何と言っても、それが似合う男なんだな。
仮に失敗しても、「まあ、しゃーない」で済んでしまう男。それでこそのエース。
「オレが決める」、と出張っていくのがよく似合う。