シェイプ・オブ・ウォーター。

白鵬、今日も敗れた。一歩後退だ。
照ノ富士と朝乃山は1敗堅持。明日この両者の直接対決の割りが組まれた。
今年初場所は、幕尻の徳勝龍があれよあれよという間に平幕優勝を果たした。今場所も照ノ富士の幕尻優勝はあり得る。あり得るどころか、十分あり得る。明日の一番も、登り龍の現大関とかっての大関ではあるが、今場所の照ノ富士なら五分にわたりあえる。


今日発表されたアメリカの4~6月期GDP、年率換算でマイナス32.9%。リーマンショック直後のマイナス幅を大きく超えた。そのくせNYSE・証券市場は戻ってんだよな。
不思議と思ってたら、専門家に言わせるとそうでもないらしい。暫らく前投資家が話していたが、ある程度以上の金があると、どういう情勢でも儲かるそうだ。


夜になり、李登輝の死が報じられた。
昨日、蔡英文が急遽病院を訪れたというニュースが流れたので、時間の問題かと思っていたが。97歳だから十分な人生だった。
国共内戦に敗れ大陸中国から台湾に落ちのびてきた蒋介石、さらにその息子の蒋経国の後を継ぎ、台湾人として初の総統となった。メインランドの大陸中国は認めるが、「台湾は台湾」という考え、今の蔡英文に受け継がれていた。
何時だったかずいぶん前、司馬遼太郎と楽し気に語りあっていたのを思いだす。


今日夜のNHK「世界はほしいモノにあふれてる」に、先日自死したという三浦春馬が出ていた。JUJUと二人、フィジーやトルコ、南アフリカなどのスウィーツを食べている。「おいしい、おいしい」って言いながら。いつもと変わらぬ顔つきで。
彼の自死は、おそらく酔っぱらった果ての衝動的なものと思われる。あれほど無邪気に食べているんだもの。


ところで、これはずいぶん風変わりな愛の話である。
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米中冷戦なんてことはうかがうべきもなかった1962年、米ソ冷戦の真っただ中にあった頃のアメリカの航空宇宙研究センター。そこに何とも得体の知れない生物が送りこまれてくる。
アマゾン奥地で「神」とされている生物らしい。形状は半分人間で半分魚の言ってみれば「半魚人」。
この半魚人を宇宙飛行士にしようとする男や、生体解剖をしてという男が入り混じる。アメリカとソ連が競い合っている時代だ。彼らのひとりもソ連のスパイだ。
が、実は、そのようなことはどうでもいい。
この研究センターの清掃員をしている女がいる。耳は聞こえるのだが、口が不自由。しゃべることができない。彼女のアパートの隣人は、ゲイの絵描き。彼女の職場での同僚は黒人の女。
いずれもアメリカ社会では虐げられてきた人たちだ。1960年代初めでなく、現在でも。
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『シェイプ・オブ・ウォーター』、監督:ギレルモ・デル・トロ。
アメリカ映画界を吹き荒れているメキシコ出身の映画作家である。
主人公、研究センターの清掃員の口のきけない女、サリー・ホーキンスの演技が凄い。
清掃員の女と半魚人、思いを通わせるようになる。
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何のかのがあるんだ。
半魚人が殺されかけたり、といったことが。
研究センターの清掃員の女と半魚人、水の中で抱きあう。
彼ら、いったいどうなるのか。愛があることはよく解かる。
それから先は。


今知った。
トランプ、大統領選の延期、先延ばしを語っているそうだ。バイデンに差をつけられているので姑息な手段を取ってきた模様。
ホント、ヤなヤツ、トランプが消え去らないと世界は収まらないよ。