神戸散歩(1) メリケンパーク。

私の3人の親父のひとりである叔父の法事があり、暫らく関西に滞在した。
法事の後、久しぶりで神戸へ行った。
最後の神戸は10数年前、まだ仕事の現役時代、神戸で業界の会合があった折り。一晩遅くまで同業の連中と飲んでいた。東京での日常の延長であった。
時間はいくらでもの今回は違う。
まずは港町・神戸、メリケンパークへ。メリケン波止場のメリケンパークである。

地下鉄みなと元町で降り港の方へ。木陰に神戸ポートタワーが現れる。

少し進むと中突堤中央ターミナル・かもめりあ。港に出る。神戸だ。

中突堤の先にはオリエンタルホテルが。

中突堤とメリケン波止場の間がメリケンパークとなっている。
オリエンタルホテルの左にメモリアルパークのランドマーク・オルタンシアの鐘が見えてくる。

オルタンシアの鐘。

さらに左の方にはBE KOBEのモニュメントが。
”BE KOBE”、阪神・淡路大震災から20年後の2015年に誕生したロゴである。

”BE KOBE”、これが神戸だ、神戸たれ、との神戸の意気ごみ。
若者が”BE KOBE”に登り、ポーズを決めていた。

メリケンシアターの文字が彫られている。
神戸は、明治20年(1896)外国映画上陸第一歩の地だそうだ。

すぐ近くに男女2人の像。

菊川晋久作≪神戸から世界へ 希望の船出≫。
それにしてもこの女性、ずっとこの像にはりついて大きなカメラを構えている。不思議。

すぐ横にこういう説明書きが。

多くの人が神戸から海を渡っていったんだ。

この日、メリケンパークでは多くの犬を見かけた。
その中の白眉は、この大きな真っ白な犬。
この女性に何という犬種をか訊いた。
「グレートペレニーズです」、と返ってきた。この名、初めて知った。

右手を見る。

流政之作≪KOBE KAIENTAI≫。
灯が入っている。

この日、私が神戸港へ着いたのは7時前後。まだ明るかった。
今は7時半少し前。やや暗くなりかけてきた。

ワンちゃんを連れた人が通る。

小さな堤防の先に人がいる。

船が出て行った。
小さな堤防の先、男ひとりかと思っていたが、何のことはない、2人ずれであった。

メリケンパーク、後ろは。

こちらは。

第一突堤との間の水面が光る。
[
ワンちゃんが通る。

元町の方へ歩く。
赤と緑。海洋博物館とポートタワーのコラホ。

紫っぽい光に浮かびあがる噴水がある。

赤っぽく巨大なフィッシュ・ダンス。
これらを通りメリケンパークから離れ元町の方へ。

と、このようなものが現れた。
「神戸税関 萬国波止場」。

「メリケン波止場」の文字も。

すぐに神戸元町の中華街・南京街。長安門。
この日、日曜の夜8時半近く。神戸の南京街には人がいない。
すぐの店に入りビールをたのみ定食を食った。半分ばかり。

9時半前、南京街の角を曲がり元町の駅へ出て、三ノ宮のホテルへ帰る。


神戸の町中、少し歩きます。
「神戸散歩」との言葉、もちろん司馬遼太郎の借用です。