早明戦。
今日、ラグビー全国大学選手権決勝戦。長く、それこそ長く帝京が9連覇していたが、昨年、明治が大学日本一となった。

今年は明治の連覇がかかる。明治、連覇すればⅠ4回目の大学日本一。早稲田が勝てば、11年ぶり、16回目の大学日本一である。

全国大学選手権決勝での早明激突は、1996年以来23年ぶり。

1分過ぎ、ファーストスクラム。
フォワード8人の平均体重は、明治104.8kg、早稲田101.8kg。その差は3kg。早稲田、この程度の体重差はどうってことないが、明治となると別物である。ひと月少し前の対抗戦では明治のフォワードに押され、36対7と大敗した。
今日もファーストスクラムは明治に押された。

しかし、その後の早稲田は攻める。
PGを決め先取点をあげると・・・

12分にはトライ。ゴールも決め・・・

前半20分では、10対0。

その後もトライをあげゴールを決める。

前半32分には明治ゴール前に攻めこみ、モールを押しこみトライ。
早稲田、準決勝では天理の重量フォワードに対しモールを押しこみトライをあげていたが、明治に対してもモール勝負を挑んでいる。

今日の早明戦、新しい国立競技場でのラグビーの最初のゲームである。入場者は57300余人であったそうだ。

その後も早稲田はトライをあげ・・・

ゴールを決める。
早稲田、前半だけで4トライ、4ゴールを決めた。

前半データ。
前半、早稲田は明治を無得点に押さえこんだ。
攻撃も素晴らしかったが、早稲田の防御、ディフェンスが凄かった。明治も攻めるのであるが、早稲田は鉄壁のディフェンスで明治の突破を許さなかった。

後半開始直後、明治のバックスが走りこみトライをあげる。ゴールも決まり7点をあげる。スタンドの明治ファン、今日初めての歓声をあげる。

私は今日の早明戦に、早稲田ゴール前の攻防を見たいものだ、と思っていた。
早稲田のゴール前、明治の重量フォワードが襲いかかる。早稲田フィフティーンはそれに耐える。明治の猛攻を耐えに耐える。痺れるような攻防を。
が、今日のゲームでは、その逆の展開となった。
明治ゴール前で早稲田が猛攻している。

引いて見るとこのような。
明治のゴール前で早稲田が攻めている。攻撃回数・フェーズはどんどんあがる。

フェーズ20を越え、早稲田はトライをあげる。

ここから明治の反撃が始まる。
何と明治、フォワード戦ではなくバックスへ回しトライをあげる。
早稲田と明治、彼我のラグビー、今までの戦法が逆になったよう。

後半32分過ぎ。

後半35分過ぎ。残り時間は、あと5分。

ノーサイド。
後半、明治も頑張り5トライ5ゴールをあげたが、早稲田も引き離し、45対35となった。

早稲田、11年ぶり16回目の大学選手権優勝である。
早稲田、前回の優勝は2008年。その後、帝京が9連覇し、昨年は明治が優勝した。で、早稲田の優勝、11年ぶりとなる。

早稲田のフィフティーン、明治フィフティーンを送る。
4年後のW杯は彼らが主役となろう。
NHKの中継、この後切れてしまった。
早稲田ラグビー、大学選手権で優勝した時にのみ歌うことのできる歌である「荒ぶる」が放映されなかった。NHKのディレクター、早稲田のOBではなかったのであろう。筑波か東大あたりのOBであったのであろう。「荒ぶる」が流れなかった。
NHK、さすがにそれはマズいと思ったか、夜のスポーツニュースでは「荒ぶる」の映像を流していた。
8日だったか、イランがアメリカ人の死傷者が出ないように、それでいて国内にはアメリカに報復した、というミサイルを発射した数時間後、テヘラン上空でウクライナの旅客機が墜落した。何かあるな、と思っていたが、今日、イランは誤って撃ち落としたと表明した。
イランの指揮命令系統、相当にふらついている模様。
今日、投開票の台湾の総統選、民進党の蔡英文の勝利が確実となっている模様。
香港情勢から言っても、そりゃそうだよ。一党独裁国家の中国になんて組み入れられたくないもの。
しかし、50年、100年先はどうだろうか。中国の一部となっているのであろう。共産党一党独裁国家であるか、中華帝国であるかは分からぬが。