オールブラックス敗れる。3連覇ならず。
ラグビーW杯2019、残念ながらジャパンは準々決勝で敗れ去った。
今日からは準決勝が始まる。
第一試合は、イングランド対ニュージーランド。
イングランドの軌跡。
W杯3連覇を狙うニュージーランドの軌跡。
両チームの激突、事実上の決勝戦と呼ぶ人が多い。
私もそう思う。
ゲーム前のニュージーランドのハカが始まろうとした時、なんとイングランドの選手がV字形となりニュージーランドの選手を取り囲んだ。
通常は横一線となりハカを見る。が、今日のイングランド、その先端が相手方に入りこむV字形でニュージーランドのハカに対峙した。イングランド、気合が入っている。
ハカ。
こちらも一段と気合が入る。
事実上の決勝戦と言われる今日のゲーム、すべては開始2分足らずで勝負は決した、と言っていい。
ゲーム開始直後、イングランドが攻めこむ。あれよあれよという間にニュージーランドゴール前に。
ニュージーランドゴール前、フォワードの突進を繰り返した後イングランドのセンター・ツイランギが飛びこみ・・・
トライ。
コンバージョンゴールも決まり、イングランドから見て7-0。
今まで過去8回のW杯の優勝国。
ニュージーランドが3回。オーストラリアと南アフリカがそれぞれ2回。そしてイングランドが1回。
ニュージーランドがひとつ頭抜けている。
イングランド、その後PKも決め、前半を10-0で折り返す。
後半4分、イングランドはモールを押しこむ。
イングランド、押しこむ。
一旦はレフェリーも手を挙げトライを宣した。
しかし、TMOとなった。今大会、TMO・ビデオ判定が多用されているが、このプレイも。
どうもモールの中でイングランドに反則があった模様。トライは取り消される。
後半17分、ニュージーランドは相手ボールのラインアウトでボールをスティール・・・
フランカーのサヴェアが飛びこみ・・・
トライ。
コンバージョンゴールも決まり、イングランドから見て13-7。
その後、イングランドはPKを2本決め19-7。
これでノーサイド。
イングランドのヘッドコーチ、エディー・ジョーンズ駆け下りてくる。
白いジャージーのイングランドの選手。
決勝の相手はウェールズか南アフリカか。いずれにしろ、イングランド優位と見る。
今日のゲーム、ボール支配率は同じようなものであるが、地域支配率がまるで違う。2対1である。当然、プレーエリアも2対1。反則をしたらすぐPKを決められる。
ニュージーランドのキャプテン、キーラン・リードこう語る。
「イングランドにやりたいようにやられてしまった」、と。
エディー・ジョーンズ、前回W杯ではジャパンを率い1次リーグ3勝を挙げた。今回のW杯では前回1次リーグ敗退のイングランドを率い決勝まで歩を進めてきた。
エディー・ジョーンズ、世界の名匠の名を獲得するまであと1勝となった。