即位の礼。
非日常空間である。が、美しかった。
今日正午のNHK。
朝早い皇居。
9時ごろ、秋篠宮を先頭に皇族方が宮殿へ。
雨の中、傘を差し。得も言えぬ風情を感じる。
午前中の「賢所大前の儀」。
天皇、純白の装束・帛御袍。
宮中三殿へ。
皇后・雅子さまも帛の十二単。
「即位礼正殿の儀」が近づく。
0時50分、鮮やかな黄丹袍をお召しの皇嗣・秋篠宮が松の間へ。
秋篠宮妃・紀子さまが十二単で続く。
皇族方の十二単の列、不可思議な空間。
宮殿松の間の高御座、御帳台の前に皇族方が並ぶ。
秋篠宮ご一家の後ろには、安倍晋三以下の三権の長が並ぶ。
チャールズ皇太子がいる。
お馴染みブータンのワンチュク国王。
アウン・サン・スーチーさんも。
森、小泉、福田の元総理が並ぶ。
まだ存命の他の元総理、海部俊樹や細川護熙、村山富市のじいさん、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の民主党の3人の姿が見えなかった。まさか外されているということはなかろうが。
侍従が高御座へ。
とばりを外す。
黄櫨染御袍で笏を持つ天皇が現れる。
御帳台でも女官の手により、
色鮮やかな十二単姿の皇后が。
「即位礼正殿の儀」、このような手順で行われる。
内閣総理大臣・安倍晋三、高御座の前に進む。
天皇のおことば。
概ね、平成となった30年前の先帝・上皇のおことばを踏襲されていた。
安倍晋三、一礼し、
壽詞を述べる。
そして、万歳三唱。
21発の礼砲が轟く。
天皇、高御座から下り退出される。
御簾であろうか、それを透かした天皇の姿、幽玄、幻想的。
非日常の美しさを感じる。不思議な時間が流れた。