オールブラックス 強い。

ラグビーＷ杯２０１９、いよいよ決勝ラウンドが始まった。
決勝ラウンドの８強に歩を進めたのは・・・

この８か国。
日本以外はすべてティア１の強豪国ばかり。どの国が優勝してもおかしくはない。
それにしても、日本はよくぞ勝ち上がった。ティア２からティア１への階段を一段登った、とは言えるであろう。まだまだティア１には入れてくれなかろうが。
今日夕刻のゲーム・準々決勝でイングランドがオーストラリアを破った。
今日のあと１試合はニュージーランド対アイルランド。
ニュージーランドのオールブラックス、強かった。

ニュージーランドは史上初のＷ杯３連覇を目指している。
たしかに、強い。
このゲームの中継は日テレ。

ゲーム前のニュージーランドのウォークライ、ハカが始まる。

今日のハカは、特別な試合の前に行われる「カバオバンゴ」。

ハカ、自らを鼓舞し、相手を威嚇すると言うよりは相手への敬いの心を表わしているという。

ウォークライなんだが。

ハカ、終わる。

ニュージーランドがＰＧで先制した。
ニュージーランドのフォワード８人の体重は９１７ｋｇ、１人平均１１４.６ｋｇ。アイルランドのそれは８９５ｋｇ、１人平均１１１.９ｋｇ。
いずれにせよ共に重量フォワード。

１３分、ニュージーランドのＳＨ、アーロン・スミス、アイルランドの防御線を切り裂きトライ。

ニュージーランド、トライ、コンバージョンゴールを重ねる。
大スター、ボーデン・バレットも。

重量フォワードの肉弾戦。

黒い重戦車がゴールに迫る。

前半のスタッツ。
ボール支配率は５３対４７、ＮＺが圧倒的に支配していたというわけではない。テリトリー・地域は６対４であった。ＮＺが攻めこんでいたと言える。驚くべきはタックルである。ＮＺはタックル数も多いが、その成功率が７４/７５、ほぼ１００％の成功率。驚くべきタックル成功率、相手の攻撃を次々に潰していく。

ＡＬＬ　ＢＬＡＣＫＳの横断幕が掲げられている。
後半２１分、後半も半分過ぎた。が、スコアは３４対０。オールブラックス、アイルランドを無得点に抑えている。

そのすぐ後、アイルランドのキャプテン、ローリー・ベストが交代する。３７歳のローリー・ベスト、１２３キャップを誇るアイルランドのレジェンド、今大会での引退を表明している。
ローリー・ベストの退場に大きな拍手が沸き起こった。

アイルランド、Ｗ杯での無得点の負けはないそうだ。
意地を見せた。この後、１トライ１ゴールを挙げ、後半３６分にはペナルティートライを挙げた。

ノーサイド、４６対１４。思いの外点差が開いた。
ＮＺ、オールブラックスは強い。
このゲームのマン・オブ・ザ・マッチには、この男、ＮＺのボーデン・バレットが選ばれた。