ラグビーW杯日本2019。
ブログを中断してひと月となる。
先月までのこの夏もとても暑く、体調がよくなかった。今年は春先にも具合が悪くなったので二度目。ほとんど外へは出なかった。何人かの方から展覧会の案内をいただいたが、多くは失礼した。見たい映画もあったのだが、まったく行かなかった。9月20日からラグビーのワールドカップ2019、日本大会が始まった。ラグビーは大好き。中継される試合の半分以上、2/3近くはTV観戦していた。
明後日、13日には日本にとって初のベスト8へ行けるかどうかの大一番を控えている。それまでに、日本のこれまでのゲームを足早に。
ずいぶん前からラグビーを見てきた者にとっては、考えられないようなことが起こっている。
日本の世界ランク、8位である。
ラグビーの世界では、ヨーロッパの6ネーションズと、南半球の4か国のトップ10とそれ以下の国の力量差には、歴然とした差がある、と言われてきた。
それが今、日本の世界ランクが8位である。ヨーロッパ6ネーションズのスコットランドは9位、日本の下である。ナンとー。時代は変わったのか。
開幕戦前の練習で日本のキャプテン、リーチ・マイケル、檄を飛ばす。
いよいよ”RUGBY WORLD CUP JAPAN日本2019”が始まる。
開会式のセレモニーが幾つかあった。
連獅子も。
練習を終えたジャパン、いったんロッカールームへ下がる。
キャプテンのリーチ・マイケルを先頭に手を前の選手の肩に置き。これがカッコいいんだ。
先頭のリーチ・マイケルの右は日本の得点源・SOの田村優、その右は小さな巨人・SHの流大。リーチの左は外国選手にジャパニーズ・マフィアと呼ばれているプロップの稲垣啓太。
フッカーの堀江翔太がいる、レジェンドSH・田中史朗がいる。南アフリカから来たピーター・ラブスカフニがいる、韓国人の具智元がいる。具は稲垣啓太と共に左右のプロップ、体重122キロ、頼りになる。ひときわ目立つ髪も髭も金色の男は中島イシレリ、トンガ生まれの日本人。
ジャパンの選手31人の中、Ⅰ5人が外国出身の選手である。日本が世界ランク8位となったのも、このような背景があるからであろう。
ジャパンのチームキャプテンはこの男、リーチ・マイケル。
ニュージーランドから日本の高校へ留学し、東海大で力をつけた。
今思えば、世界最強、故国ニュージーランドのオールブラックスの選手であってもおかしくないが、リーチ・マイケルに関して言えば、日本に来たからこそその才能が花開いたと言える。そのキャプテンシーも含め。
開幕戦のロシア戦の前にロッカールームで最後の円陣。
ラグビーW杯2019日本大会の開幕戦が始まる。
フォワード8人の総体重、日本は864キロ、ロシアは857キロ。日本の方がロシアよりも多い。ひとり平均108キロ、隔世の感がある。
ロシアを圧倒する重量フォワード、ほれぼれする。
ゲーム立ちあがり、日本は緊張していた。固かった。ハンドリングミスが多く出た。
5分すぎ、ロシアに先制された。コンバージョンキックも決まり、日本から見て0-7。
12分ごろ、松島幸太朗がトライを挙げる。
おそらく今大会で代表を引くであろう堀江翔太が、松島の頭を抱く。
松島幸太朗、39分にもトライ。
SOの田村優、松島を抱く。
後半の47分ぐらい、ピーター・ラブスカフニがトライ。
開幕戦、秋篠宮ご夫妻が見えていた。左の方にジャパンのジャージーを着た安倍晋三も。
55分、日本ゴール前での攻防。
70分前後、松島幸太朗、この日3つ目のトライを挙げる。
ノーサイド。
日本30-ロシア10。日本が勝つ。
SO、日本の司令塔・田村優、それにSH二代の田中史朗、それに田中史朗の後を継ぐ流大。
ゲーム後のリーチ・マイケル、
リーチのパフォーマンスも今ひとつ。
どこまでかの「道」。