リオ五輪 涙、涙のキャプテン愛ちゃん。

久しぶりに愛ちゃんが大量の涙を流した。

泣き虫愛ちゃん、今や、日本卓球女子団体のキャプテンだ。
3位決定戦。やってくれた。泣いてくれた。

昨夜の3位決定戦、相手はシンガポール。
関東地方に台風が接近するなか行われた。
当たり前だ。地球の真後ろに位置するリオで行われているんだから。バカなことを言っているなオレも。オリンピックが始まって以来、1日24時間酔っぱらっている。今日、今もそう。だからバカなことを平気で考える。

第1試合の日本、キャプテンの福原愛が登場した。
愛ちゃん、試合前、何やらノートを見ている。
おそらく、相手選手のデータを、今一度確認しているのであろう。

接戦となったが、福原愛、ゲームカウント3対2で敗れる。
第2戦の日本は、エース石川佳純。相手もエースが出てきた。

第1ゲーム、石川佳純先制されたが追いつきジュース。このゲームを制する。

日本のエース・石川、ストレートで3ゲームを連取する。
これで1対1。

第3戦はダブルス。
日本はキャプテン福原愛と15歳伊藤美誠。実力、伯仲。

サーブをする福原。
日本チームのキャプテンの顔。

第5ゲームまでもつれ込んだ第3戦、日本が勝った。
これで2対1、あと1勝。

その試合には15歳の伊藤美誠が出てきた。相手はフォン、世界ランク4位の選手。
なお、シンガポールの選手は3人すべて中国から帰化した選手であるそうだ。シンガポールばかりではない、さまざまな国の選手、中国から帰化した選手がいる。
日本でもラグビーにはそのようなことがある。日本ばかりでなくさまざまな国で。卓球においてはあちこちに中国から帰化した選手がいる。いわば勝ちあがる度に、中国の選手と対戦するようなものである。
それはともあれ、15歳伊藤、大丈夫か。
ところが15歳伊藤、第1ゲームを取る。

第1ゲームを取ったあとのインターバル、キャプテン福原、15歳伊藤へアドバイスを与える。

15歳伊藤、第2ゲームも取る。
そのインターバルでのキャプテン福原。

15歳伊藤、強気である。
世界ランク4位を3ゲーム連取、ストレートで破る。
日本の3位が決定した。

その瞬間のキャプテン福原愛、両手で顔を覆う。
愛ちゃんの涙、涙が始まった。

エース石川佳純は笑顔、キャプテン福原愛は涙顔。

監督は万歳。
15歳伊藤はバンザイ。
エース石川は笑顔。
そしてキャプテン福原は涙顔。

往年の「泣き虫愛ちゃん」を、これでもかと見せてくれる。

三人娘抱きあう。この時には石川佳純の目にも涙があった。
脇役の監督は、身をかがめてゴミでも拾っているのかな。

涙を流す愛ちゃんの姿をもう一枚。
卓球日本女子団体キャプテン・福原愛、「苦しいオリンピックでした」と語る。
銅メダルを取った。よかった。
ふんだんに涙を流してくれた。これもよかった。


シンクロデュエットも銅を取った。

シンクロと言えばこの人だ。井村雅代コーチだ。
昨日は、こう言って選手を送り出したそうだ。

シンクロも見ていたが写真は撮らなかった。
やはりロシアが抜け出ていた。水中から飛びあがり両足を開く技など、他の国は一直線、180度の開脚なのに、ロシアのそれは270度ばかりの開脚に思えた。あり得ないことであるが、そう思えるところが不思議。
日本のこの場面は異色、NHKの映像から。
宗達、光琳の世界を水上で現わしている。井村雅代の工夫だな。

日本ペア、井村雅代に銅メダルをかける。昨日は、井村雅代66歳の誕生日だそうだ。
3位が決まった時には、「取った。やった、やった」と言っていた井村雅代、「重い」と言っていた。

井村雅代、こう語る。
選手は、こう語る。
「毎日が地獄であった」、と。
鬼コーチへの感謝をこめて。これもいいねー。