足利番外編 足利学校。

暫らく間が空いたが、足利での番外編を二題。
まずは足利学校。
足利での初日、旧足利館を出た後、松村記念館へ行く途中に寄った。
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足利学校入徳門、静かな佇まい。
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「近代日本の教育遺産」というものがあるそうだ。
足利学校の足利の他、旧弘道館などを有する水戸、旧関谷学校などの備前、それに私は知らないが咸宜園などの日田、この4市の施設だそうだ。
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暫らく進むとこの門。
よく知られた門だ。學校門。
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このような。
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入る。
正面は杏壇門を通して孔子廟。
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「杏壇」とは、<孔子が弟子たちを教えたところに杏の木が植えられていたところに由来する>、と足利学校のパンフにある。
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孔子廟は改修中であった。
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このようなものであるが。
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小ぶりなものであるが、築山泉水式庭園がある。
これは・・・
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南庭園。
やはり同じような池と築山から成る北庭園もある。
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復元された方丈と庫裡。
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このような。
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入る。
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入ってすぐ、孔子さまのこのようなものが。
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子曰く・・・である。
[:plai
方丈の方へ進む。
このようなものがある。漢字試験。
日本では、漢字を知らなきゃどうにもならないって時代がずっと続いてきたものね。日本という国、漢字文化圏から抜けることはできない。
サミュエル・ハンティントンは、その著『文明の衝突』の中で、中華文明から離れた日本文明を8大文明のひとつとした。私は、ホントかよ、という思いをずっと持っている。
安倍晋三は新元号「令和」を決めるにあたり、中国離れを図ったとして、万葉集からとした。しかし、その言葉自体が漢字である。中華文化圏からの決別など大変だよ、ホント。
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孔子座像。
孔子だ。
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こういう写真があった。
平成8年10月24日、今の上皇と上皇后が、国賓として来日されたベルギー国王と王妃を足利学校へ案内されている。文明国日本をベルギー国王夫妻へ。
それにしても、足利学校へ案内するというのは凄いことだ。北関東なら日光もあるのに足利とは。上皇、上皇后両陛下の知性の高さを感じる。
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書院から庫裡の方を見る。
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足利学校の創建については諸説があるようだ。
<平安時代の小野篁説、・・・、歴史が明らかになるのは、上杉憲実(室町時代)が、・・・>、と。
そのご両所の像。
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「国宝」との記述。
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これ。
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このようなもの。
国宝≪宋版礼記正義≫(複製)。
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これは・・・
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これ。
国宝の複製なんだなと思ったが、ひょっとしたら複製品が国宝かも、とも思われる。
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『論語抄』という小冊子を求めた。
「子曰く・・・」、という言葉が記されている。
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たしかにそうであります、という言葉が。
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そうではあるが、皆が皆、孔子になるのは難しい。
今、思いついた。
習近平は『論語』を、孔子の言葉を読んでいるのか、と。抄訳でもいい。読んでほしいな。己を抑えなきゃ。
この点、安倍晋三も同じ。自己を見つめてもらいたいよ。


とても暑い日が続いているので、ほとんどの日は家でグダーとしている。
が、時折りは外へ出る。
一昨日は九十九里に所用があったので外へ出、その後、佐倉のホテルへ泊まった。久しぶりで佐倉のDIC川村記念美術館へ行き、マーク・ロスコの『シーグラム壁画』
と対面するため。
昨日、ロスコの作品と久しぶりで対峙した。
ニューヨーク、マンハッタン、フォーシーズンズ・ホテルの壁画、マーク・ロスコがキャンセルした。
俗悪を嫌って。



今日、「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員会は、企画展「表現の不自由展・その後」を中止すると発表した。
脅迫が相次いだという。電話、ファックス、ネットで。「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」、というようなものもあったそうだ。で、中止と、。
受けて立つ、という選択肢は主催者側にはなかったんだ。
名古屋市長や内閣官房長官の言葉にビビってしまった模様、主催者は。
だらしない。


芸術監督の津田大介は、「断腸の思い」と語っているが、その責任はそれではすまない。「想定外」なんてことも言い訳に過ぎない。ことをやるからには、簡単に白旗をあげるな。
これで権力側は気付いたぞ。ちょっと押さえつけてやればいいんだ、と。その周りの寂しいネトウヨも、アイツら叩けばいいんだ、と。
津田大介の責任は重い。
どうする。
頭を丸めろ。少なくとも金髪は刈取り、少ない頭を剃り、引退すべきであろう。
その責任、それほどのものである。