高尾、そして立川。

できのいい人で長生きする人もいるが、概ね才能豊かな人は早死にする、というのが世の倣いである。
ある時期、ユニークな女性路線を確立したじゃこめてい出版の編集者・青木太郎もそのような男であった。
三宅菊子、桐島洋子、犬養智子、吉沢久子、・・・・、・・・・、多くの女性の書き手を世に送り出した。
青木太郎、私と同期、1961年に早稲田へ入っている仲間。イヤミなヤツであったが、能力がある男であった。そのような間柄で青木が死ぬまでつきあった。
23年前の夏、青木は急死する。
酔っぱらって階段から落ち、運悪く後頭部を打ち、死んだ。
その年から23年となる。
毎年、自ら出版社を成していたが、先年閉めたどうぶつ社の久木亮一と高尾の東京霊園の青木の墓を訪れている。どうぶつ社所縁の女性2人と共に。
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昨日の高尾、東京霊園。
東海地方へ上陸した台風が接近していたが、高尾の東京霊園はまだ晴れていた。
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帰り、JR高尾駅にこのようなものが。
先般の大戦の折りのもの。
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これだ。
1945年、昭和20年、日本のあちこち、アメリカ軍の情け容赦ない爆撃を受けた。高尾の地も。
日本の夏、戦争の夏である。
高尾で墓参りをし、その後、立川へ。
4時半ごろ、いつもの大きな居酒屋へ。
この行動も、いつものルーティン。青木の思い出を肴に酒を飲む。
立川も花火の模様、居酒屋、フル回転、超満員。2時間、とのこと。
その後は、これもこのところのルーティン、カラオケへ。
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いきなりチコちゃん、いやチカちゃんの「りんご追分」から入った。
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美空ひばり死してから30年となる。
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どうぶつ社は閉めたが、未だ出版界とは関わりがある模様の久木、西田佐知子の歌を。
半世紀以上前から、久木は西田佐知子、西田佐知子ってうるさいんだ。
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後期高齢者、80近いジジイが「流れ流れて」もどうかな、とは思うが、それでも流れ流れていたいんだ。
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少しクールダウン。
グラシアス・スサーナだ。
「時計よお前ーに、心あるならーば」。
これも半世紀前になるか。
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じゃこめてい出版所縁の一番若い女性が歌った。
中島みゆきの「時代」。
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私はこの歌をはずすことはできなかった。
この後、「後ろ見るよな柄じゃない。どうすりゃいいのさこの私・・・」、と続く。
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「夢は夜開くー」、と。