インド、インド。

駒込、六義園の裏に東洋文庫がある。<日本最大級の本の博物館>と謳っているが、まさにそうである。3、4年前に記したことがある。
今年は、マハトマ・ガンディー生誕150周年。それを記念した「インドの叡智展」が先般催された。
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悠久の地・インド、叡智の国である。
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企画展示室へ。
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日中印の三国、中国もインドも日本のお師匠さんなんだ。
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フムフム。
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歌川国芳の浮世絵 ≪唐天朝三美人≫。
唐土、天竺、そして本朝の美人比べ。
インドには桁外れな美人がいる。日本の女などとてもかなわないよ。いきなり下世話な話になったな。インドの叡智展で。
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東洋文庫の説明書き。
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アジャンター石窟寺院の写真。
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大谷光瑞が派遣した西域探検隊の写真帖。
インドに憧れ、インドにあこがれ、そのインドに初めて行ったのは40半ばになっていた。
その時から最後に行った11年前までの20数年の間に、7度インドの地に行った。インドのあちこちへ。デリー、アグラ、バラナシ、コルコタ、ジャイプール、ムンバイ、・・・、・・・。一度のみだがアジャンターへも行った。石窟寺院へ。大谷探検隊からはるかに遅れ。素晴らしい石窟寺院であった。
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この部屋には・・・
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東洋文庫、基本的にはお勉強をさせてくれる。
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このような図もつかい。
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ヒンドゥー教と仏教。
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書聖・王羲之の書。三蔵法師の物語である。
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このような。
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以下4点、インドの歴史を駆け足で。
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東洋文庫、他のミュージアムとは少し趣きを異とする。
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これにいこう。
「Asia is One(アジアはひとつ)」の岡倉覚三(天心)の書である。
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岡倉天心、タゴールと親交を結んだ。インド令嬢との悲恋も。明治の男は世界へ羽ばたく、アグレッシブである。
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ふたつの書物が並ぶ。
マハトマ・ガンディーの自叙伝と、ガンディーと袂を分かったスバス・チャンドラ・ボースの書。
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東洋文庫の説明書き。


東洋文庫の「インドの叡智展」、まだ続くのであるが、今日はこれにて打ち止めとする。後は明日。
アメリカの独立記念日と、ウルムチ暴動10周年に触れないワケにはいかないから。


7月4日はアメリカの独立記念日である。アメリカ国民はこの日を祝う。
しかし、ドナルド・トランプはこの日を政治利用、来年の大統領選の決起集会にした。ワシントンのリンカーン記念堂前で演説した。アメリカはかってなく強い国になった、と。
バカでかい戦車も置き、上空にはステルス戦闘機も飛ばした。フランスの7月14日、革命記念日の物まねである。パクった。フランスの7月14日は革命記念日であるがアメリカの7月4日は。政治利用はしない日だった。しかし、トランプはその倣いを引っぺがした。
ドナルド・トランプ、オリバー・ストーンの「7月4日に生まれて」なんて観ていないのであろう。だから、戦の痛みが解らない。


今日7月5日。中国新疆ウイグル自治区のウルムチ暴動から10年となる。
新疆ウイグル自治区のウイグル族は、口を閉ざしている。新疆ウイグル自治区のウイグル族、約100万人が教育施設という名の収容所に送られているらしい。
何たる人権侵害であろう。中国政権による。
1998年5月の連休に、西安から蘭州、敦煌、トルファン、ウルムチとシルクロードの地を巡った。ウルムチ、四角い帽子を被った男や、矢絣の衣装の女がいた。ウイグル族の。
中国政権、いつまで他民族支配を続けていけると考えているのであろうか。