京都・洛西苔めぐり(2) 野宮神社。

天龍寺の北門を出ると、このような立札が目に入る。

右へ200メートル行けば野の宮神社、左へ行けば200メートルで大河内山荘、常寂光寺へは500メートル、落柿舎へは750メートル、・・・、・・・、と記されている。
まずは野宮神社へ行くことにする。名物の苔がある。

外国人の団体さんがいた。珍しい。中央の赤い帽子を被ったおじさんが添乗員らしい。

このような標識もある。
大河内山荘までは徒歩3分、常寂光寺までは8分、野宮神社までは4分、と記されている。

野宮神社までこのような道を進む。

こういう楽器を演奏している二人連れがいる。
金属製の打楽器。カリブ海の方にこういう楽器がなかったか。

おじさんが観光客にトンボのようなものを付けている。

縁起物、勝虫となっている。

こういう看板が現れる。
野宮神社、嵯峨路めぐりの起点、と。

野宮は、「ののみや」と読む。
平安時代、伊勢神宮に向かう斎王が、伊勢に向かう前に潔斎をした所であるそうだ。

黒木の鳥居。

黒木鳥居、このようなもの。

野宮神社、良縁、子宝、学問の神様。商売繁盛の神様でもあるようだ。
何ごとによらず、お聞きとどけてくださる。私は、孫娘と孫坊主の幸せを願った。

「洛西随一 じゅうたん苔」、と記されている。

これである。

実はちょっと拍子抜けがした。
洛西随一って、少し誇張がすぎるのじゃないかいって。この後、洛西の苔をいくつも見て歩いたが、確かに大袈裟。

しかし、野宮神社の苔は、「じゅうたん苔」って記されている。「じゅうたん」、つまり、一枚の絨毯という意で用いているのかもしれない、と思い至った。

一枚の絨毯か。
それならば・・・

悪い眺めではない。