year of the monkey 猿の楽園。

今年の干支は申。猿、おサルさんである。

year of the monkey、猿の年である。

本館2階の二つの特別室が、猿の楽園になっているようだ。

多くの人が猿の楽園に。

観音さまを挟み、左右に鶴と猿図の三幅対。

原本:牧渓、模写:横山大観の「観音猿鶴図」。

猿図。

近づく。
まさに、牧渓の猿だ。

狩野山雪の猿。

牧渓が我が国の絵描きに及ぼしたことごと、計り知れない。

それにしても、山雪のこのおサルさん、カワイイ系。

「髄観写真 第9冊」。後藤光生(1696〜1771)編。
”写真”となっているが、いわゆる写真ではなく、文字通りの”真を写したもの”ということであろう。宝暦7年(1757)作の紙本着色。

「三猿蒔絵印籠」。塩見政誠作。江戸時代、19世紀。
<紐通し朱漆銘「塩見政誠」。金薄肉高蒔絵、研出蒔絵>、というもの。要するに、”見ざる聞かざる言わざる”の蒔絵の印籠。

狂言面 猿。江戸時代、18世紀。木造、彩色。

これも原本:牧渓の群猿図。

江戸期の模写。

おサルさんに近づこう。
右の方から。

このぶら下がっているおサルさんにも。

このおサルさんにも。
いずれも牧渓の猿。

これも群猿図。

原本は雪村。
江戸期の模写。

こういうおサルさんの塊り、伸ばした手、中世日本美術のアーティスト、牧渓を神とした。

左端に、奥書がチラと見える。

曼荼羅の中のおサルさんもひとつ。
解りづらいが・・・

この説明書きでお解かりを。
右手の白い○の中に、神の使いのおサルさんが。

year of the monkey、新年の東博「猿の楽園」には、さまざまなおサルさんが遊んでいた。