東博の紅葉。
日本国宝展を観に東博へ行ったのは、11月半ばであった。本館裏の秋の庭園解放、紅葉には今だしの状態であった。
で、今月初め、庭園解放もあと少しで終わる、という頃にまた行った。
イロハモミジが春草廬へ被いかかる。
春草廬、元はと言えば、江戸時代の淀川改修工事の休憩所。それが、原三渓、松永耳庵の手を経て東博へ。
小堀遠州所縁の茶室・転合庵の裏から池を見る。
如何なる木かは知らないが、赤い。
この大きな石灯籠の向こう、いつももう少し紅味が強いのだが。
応挙館の横。
正面の建物は応挙館。左上の屋根は九条館。
東博の庭園散策マップには、イロハモミジ、ノムラモミジ、そしてミツデカエデの文字がある。
九条館の横のこの木、地図から推し量るにミツデカエデであろうか。
赤と黄。
本館の裏から転合庵の方を見る。
赤味が少ない。どうもピークは過ぎちゃったんだな。
11月半ばにはほどよく色づいていた本館前のユリノキ、今月初めにはほとんどの葉、落していた。
”花の色はうつりにけりないたづらに・・・・・”、花の色ばかりじゃない。葉の色も儚く移ろっていくな。