60ー70同窓会(続き)。

何を研究していたワケじゃないのだが、サークル名は美術研究会、通称「美研」。
1960年から70年へかけての10年間、同じサークルに属していた人は恐らく数百人。今、リストにある名は50数人。出品者は毎回15人前後。今回もそう。
記録のため、各人の出展作最低1点とタイトルのみを残す。

右 「ペルージャ・大学通り」、左 「リンゴスター劇場」。水墨、膠彩。

「日常」 Ⅰ〜Ⅲ。版画。

左より 「Symbolic Tower S」、「Symbolic Mt.F」、「Hexagon in Qubic」。アクリル。

左より 「ミュージシャン」、「卓上の静物」、「雪の朝」。油彩。

左 「うたかたの狂気」、右 「うたかたの休日」。アクリル。

左 「流れる」、右 「揺れる」。アクリル他。

左 「My brace」、右 「自画像(リハビリ中)」。木版画。

「GAIA Ⅰ」。木版 凹凸版。

左 「青の輝き」、右 「黄の輝き」。コラージュ。

左 「再生図屏風」、右 「Brain on the silver」。アクリル。

「井の頭公園」 Ⅰ及びⅡ。油彩。

「ドングリの背比べ」。拾集。

その横には、こういうものが貼ってある。

「街邑模様」。水性ペン、淡彩。

この作品は、どうしても近寄りたくなる。

さらに近づくと、「アメ横」とか「世田谷ボロ市」とか。

「花に寄せて」。天地3メートルもある。キャンバスにアクリル。

「輪違屋」。油彩。
周りの作品は、縮緬細工の吊し雛や雛飾り。この時季の展覧会だから持ってきたそうだ。
あちこちで古布を買い求め(娘が京都に居た頃は、北野天神や東寺の骨董市によく通い、とのこと)、15年をかけて手づくりしたもの、とのこと。15年をかけた作、今回のグループ展の出展作中、来る人来る人に最も多く説明された作品である。

今回、2010年5月に逝去した島谷晃の作品が特別参加した。
左は、「Feather-pink」。2005年作のオブジェ。右は、「The world of owl」。1999年の作。エッチング、手彩色。
私たちの仲間の中で、島谷晃のみが唯一、絵筆一本で生きていた。突然、その島谷がいなくなって3年近くになる。速い。

こうして見ると、島谷のオブジェ、丁寧に作られている。
島谷晃が繰り返し繰り返し、終生追い求めていたフォルムだな。