60ー70同窓会(続き×2)。

宴はすぐ終わる。
アッという間に最終日となった。展示は5時まで。5時になるとそれぞれの作品を片づける。ほとんどの人は30分もかからずに済んでしまう。

しかし、彼の作品の撤収は、やはり時間がかかっていた。A1のパネル8枚で構成されている。それぞれを分割するのも大変な様子である。でも、その大変さも展覧会の楽しみのひとつ。

彼女の作品の後片づけも最後までかかっていた。油絵の方は簡単に梱包した模様だが、吊るし雛などの縮緬細工の片づけは、ひとつひとつ丁寧に行っていた。何しろ15年間の集大成なんだから。手の空いた男連中が何人も手伝っていた。

この梱包じゃ、運送屋に頼むのじゃなく、車で取りに来るものだろう。

すべて片づきひと休み。

エプロンをかけたギャラリーの人が、作品をかけたクギ穴跡の補修をしていた。明日は次週の展覧会の搬入日となる。
私たちはこの後、打上げ会場へ。いつもと同じ三省堂地下の放心亭。
誰かが言っていた。今回はいつもより来た人が多かったのじゃないか、と。たしかに、そのような感じがする。私自身に限っても、そのように思える。そうではあるのだが、碌でもないものに申しわけなし、との思いもある。
次回は来年6月開催。幹事も決まった。毎回碌でもないもので申しわけない、との思いはあるのだが、楽しみでもある。