居酒屋。

午後、少し離れてはいるのだが、かかりつけの歯医者に行き、終わった後、久しぶりで松戸へ行った。
遅い昼飯をと思い、今最安値だという松屋で、牛丼の並セットを食った。みそ汁とおしんこと卵がついて、440円であった。イヤー、この業界、大変だな。その後、ブックオフへ行き、税込105円の本を何冊か買い、ドルーチェへ行った。ドルーチェのコーヒーは、170円だ。ドトールよりも安い。
松屋以降ドルーチェまで、合計千数百円。チープな出費、隠棲者には相応しい。
ドルーチェには1時間以上いた。いや、もっといたな。170円のコーヒー一杯で。夜、人と会う用があったので。その間、105円で買った本を5冊すべて、ザッと読んだ。ザッと斜めに見た、という方が正確だが、もちろん。しかし、これもまた、チープな読書とはいえるだろう。
その後、まだ少し時間をつぶし、夜、長時間待った男と居酒屋で飲んだ。もちろん、チープな居酒屋で。
10時前、家に帰ると、小沢一郎が居酒屋で飲んでいた、というニュースが流れていた。何でも今日、例の件で、検察審査会が”起訴相当”との議決をしたとのこと。それで、その後、小沢は取巻きを連れて、居酒屋で今後の策を練っていた模様。
しかし、ちょっと待て、と思った。検察審査会の”起訴相当”、という議決のことではない。それは、今は、措く。”居酒屋”のことだ。
以前にも、ブッシュが来た時に、小泉純一郎が赤坂の居酒屋に連れて行ったとか、鳩山由紀夫が誰それと居酒屋に行ったとか、という話を聞いたが、今晩小沢一郎が行っていたという居酒屋も含め、そういうものは、居酒屋とはいわないだろう。
居酒屋のことは、今年の初め、『芸術新潮』が「日本遺産」の特集を組んだ折り、堂々の第一位になったような居酒屋を指す。その時のブログでも述べたが、正しい居酒屋、正統なる居酒屋とは、付きだしの値段が、300円以下の店を指す。それ以上の店は、居酒屋とは呼ばない。
おそらく、小泉がブッシュを連れて行った店や、鳩山や小沢の行きつけの店は、付きだしの値段が、300円以上はする店だろう。そういう店は、居酒屋ではない。
報道に携わる記者の皆さんには、その報道姿勢、就中その用語法に気をつけてもらいたいものだ。正統なる居酒屋の定義をよく知った上で、要人の動静を伝えてもらいたい。彼らは、庶民感覚、国民感情とは、どこかズレているのだから。それをチェックすべきなのが、メディアの役目なんだから。メディアの感覚が麻痺しては、チェック機能は果たせない。
なんなら、『芸術新潮』の今年の新年号や、碌でもない雑ブログではあるが、今年初めの私の「日本遺産」についての記述を、読んでもらいたいものだ。報道に携わる、記者の皆さんには。
アレレ、酔って帰ってきたので、思いつくままキーを打っていたら、話が変な方に行っちゃった。こりゃイカン。
実は、今日は、昼間松戸の駅前で見たことを書こうと思っていたんだ。そのつもりで書き始めたんだが、いつか横道に逸れちゃった。小沢が居酒屋に行った、なんていうニュースを見たからだ。
だが、眠くなってきた。松戸の駅前のことは、明日にしよう。
そうだ、タイトルも変えなくちゃいけない。”松戸市”、というタイトルをつけて書き始めたのだが、それは明日のタイトルにし、今日のタイトルは、手っ取り早く、”居酒屋”、にしよう。