第99回二科展。

9月以降のこのふた月、友人、知人、その他、あちこち行った展覧会が溜まってきた。暫らくその模様を続ける。
まずは9月上旬の二科展から。いつも会友である久保寺洋子からお誘いがかかる。

地下鉄乃木坂から入った国立新美術館入口のポスター、例年の通り。
二科展、今年は第99回展。
古い仲間8〜9人、久保寺洋子の作品前で待ち合せる。これもいつも通り。

久保寺洋子の今年の出展作≪輪違屋Ⅱ≫。油、100号。
京都島原の置屋・輪違屋の花魁を描いたもの。何年もの間。久保寺洋子、毎年100号の油彩≪輪違屋≫を2〜3点描く。タイトルの”Ⅱ”は、今年描いた”輪違屋”の2番目に描いたもの、ということのよう。

この印もいつものもの。
くる年もくる年も”輪違屋”。冗談でなく、モネやドガを思う。

ここ数年の二科のスター・工藤静香の≪12の誓い≫。

工藤静香、昨年は出展していなかった。子育てに力点を置いた、とのことのよう。
2年ぶりで見た父親似の娘さん、ずいぶん大きくなっていた。
二科100年に向けて、今年は東郷青児の特別展示があった。
しかし、昨年の岡本太郎の特別展示は撮影が許されていたのに、今年の東郷青児の特別展示は撮影が禁じられていた。若い頃の東郷青児、立体派に影響を受けた作品も描いており、ウヌッと思うが仕方ない、スルー。未だご健在の東郷青児もおられたが、故あり、これもスルー。

で、早い時間から、昨年も行った毎日スケッチの、また、居酒屋の帝王でもある石田宏紹介の居酒屋へ。
ともかく、早い、安い、旨い、という居酒屋の大箱。六本木にこんな居酒屋があるなんて、という店。

出口の横にこのような貼り紙がある。
<平日は5時まで、休日前は9時まで 元気に営業中!!>、って何なんだ。まさか夕方の5時や9時ではない。と言うことは、朝の5時とか、9時とかってことのようだ。そうか、それはいい。が、それには、いささか年をとりすぎた。残念ながら。若いヤツとは張りあえない。 

六本木交差点の方へ歩く。
去年は、白いストレッチリムジンを見かけた。
白いリムジンは見かけなかった。しかし、やはり白いジープかバンのようなストレッチされた車が目に入った。

白いストレッチされたジープかバン、やはり六本木。