ヨコトリ2020(7) UAEとナイジェリア。
インド人アーティスト3人組・ラクス・メディア・コレクティヴ、6、70人のアーティストを今回のヨコトリに招いているが、力を入れているのは欧米よりは第三世界(この言葉、古いかな)、発展途上国(この言葉はまだ使われているだろう)、要するにアジアやアフリカなど欧米以外の作家たち。
彼ら3人組の言葉。
美しい景色だな。平穏な感を受ける。
ファラー・アル・カシミ《ジャジラ・アル・ハヘラ2020》。
ラクスの語り。
真珠取りたちが精霊たちの伝説を語り継いできたらしい。
UAE(アラブ首長国連邦)は7つの首長国で構成されている。
ラアス・アル=ハイマ首長国はそのひとつ。小さな国である。
ペルシャ湾に昇る陽であろうか。
平和、平穏な感じがする。オイルマネーで潤っているのであろうか。
ラアス・アル=ハイマ首長国の女性、ベールは被っているが、顔は覆われていない。魅力的。平らかなんだな。
ラヒマ・ガンボ《タツニヤ(物語)》。
この作品も美しい。
学校で学ぶナイジェリアの少女の物語。
タツニヤ(物語)。
たっぷり遊ぶ。
もうすぐ休日。目覚まし時計もいらないし、学校の先生もいらなくなる。
タツニヤ、タツニヤ。
みなさんさようなら。先生さようなら。これから楽しい休日の始まりです。
イスラム過激派・ボコ・ハラムに襲われた学校の生徒たちってことだが、とてもそうは思われない。本当かな。不思議。
ナイジェリア北東部マイドゥグリの少女、強い意志を持った目でこちらを見る。
新型コロナウイルスの全世界での感染者は3300万人を越え、死者は今日100万人を超えたそうだ。その2割はトランプのアメリカ。
WHOは、パンデミックは広がっており死者が200万人になることも、と語っている。
多くの人は、たまたまくぐり抜けてきたにすぎないのであろう。私も、貴方も。