ヨコトリ2020(8) 溶け合う。

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今回のヨコトリ、メーン会場の横浜美術館とプロット48の南棟と北棟の3会場。何だか分からないを楽しんだ。元々「何じゃこれっ」ってよく分からないことが好きなんだ。
インド人アーティストの3人組・ラクスは、それぞれの作品に何だかんだと言っていたが、彼らは分かっていたのかなー。彼らも「何じゃこれっ」って思っていたのじゃないかな。
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各会場へ入る時には、検温とプリントアウトした入場券のQRコードを読みこむ。
私たちの入場券は、もちろん級長の小澤が用意したもの。2時に横浜美術館へ入る時に受け取った。
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プロット48の南棟だったか北棟だったか。
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ボケているが、この白髪のお年寄りは記憶をなくしつつある作家の祖母。
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作家のコラクリット・アルナーノンチャイ、バンコク生まれでニューヨークに住む男。
この《おかしな名前の人たちが集まった部屋の中で歴史で絵を描く4》、少しおかしな文章だなと思うが、それより流れる映像が不思議。
《おかしな名前の・・・》、「1」も「2」も「3」もあるようだ。
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インド人アーティスト3人組・ラクス、こう語る。
「おかしな名前」かどうかは分からないが、物質の腐敗、融合が、と強いて言えば言えるか。
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脈絡がない映像が流れる。
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蓮の花。
作家のコラクリット・アルナーノンチャイ、タイ人である。
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こりゃなんだ。
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どこの洞窟の壁画であったか思いだせない。
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中央の人物はロシア皇帝ではないか。その両側は、何代か前のタイ(シャム)国王と皇太子であろう。
しかし、どうしてここにこの写真が出てくるのか、不思議。
《・・・歴史で絵を描く》ということだから、不思議と考える方がおかしいのかもしれない。
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油まみれの手でスマホで写真を撮っている。大きなネズミのようなものを。
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大きなネズミは刑務所の中にいるようだ。
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<肉体を超えた意識のために>って、この赤ちゃんと思われるゾウさん、死んでいる。
一体全体どういうこと?
最初に出てきた白髪のおばあさんが主人公なのであるが、さまざまなものが混じりあう。過去、現在、未来という時間軸も飛び越え、人と自然も混ざり合う。
歴史をシャッフルして溶け合っているのかな。
おそらく、確実に間違っているのだろうが。
よし、これでいい。
休憩室で暫らく休む。最後のヨコトリこれで終わりだ。
帰ろうとしたら係の人が、「この外にもうひとつ作品があります」と言う。
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ファーミング・アーキテクツ《空間の連立》。
木製の枠の中に魚が泳ぐ水槽が組みこまれている。
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今回のヨコトリ、6人で行った。
そうだみんなで写真を撮ろうと言ったら、そういう写真は嫌いだという男がひとりいた。撮られるのはいやだが、撮るのはいいというので、彼にシャッターを押してもらった。
3年前の前回のヨコトリへは7人で来た。その時の仲間の内、伊藤がその後死んだ。久木と山宣は今回不参加であった。石田は入退院を繰り返していて不参加。
3年は長い。次回は考えられない。
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5時半近く、入場時間は切れる。係員はプロット48の入口を閉め始める。
これでヨコトリも終り、と思ったのだが、実は・・・。


アメリカ大統領選、トランプとバイデンの直接討論、まったくかみ合わないものだったとの大方の報道。
当たり前だ。
この10年間、所得税を2年を除き払わず、その2年も年間750ドルという笑っちゃうようなことをしていたトランプなんだから、まともな討論などできるはずがない。
トランプ、新型コロナから多くのアメリカ人の命を救ったとも言っている。既に20万人を超えるアメリカ人を死に追いやっていながら。
恥ということを知らない男であるから、いまさら何を言っても始まらないが。
しかし、そのトランプが再選されるという識者が何人もいる。
アメリカ人、恥ずかしくないのか、と極東のちっぽけな男が言ってもどうなるものではないが。