平塚ショウ展 −風と光の行方ー。

海面を描き続ける平塚ショウの個展、1年ぶりとなる。

JR石川町の元町口から数分でATELIER・Kが現れる。

平塚ショウ展、サブタイトルは「風と光の行方」。昨年の個展の時と同じ。
「風と光」、物体ではないものである(科学的にはどうかは知らないが)。何かふわふわっとしているものである。空間と言うのが当たっているかもしれない。
いわば、「場」だ。その行方を追っているんだ、作家・平塚ショウは。

ATELIER・Kへ入る。
その空間、張りつめている。
平塚ショウと知り合って6年となる。その作品を見るのも8回目となる。
が、今回の作品は、いや今回の空間はいままでとは異なる。作品自体は作家・平塚ショウが追ってきたものである。しかし、その場、空間が異なっているように思える。
「場」に緊張感がある。ヘタしたら、という思いの。

中央左の立体は、≪風と光の行方≫。高さ153cmの作品。
背後の大きな平面は、≪The sea ー海面ー≫。天地1.5メートル、左右10メートルという大作。

こちら側は。

左の小さな立体は、≪The sea 海面≫。右の平面は、≪風と光の行方≫。

作家・平塚ショウこう語る。
「気のゆらぎ」、また「風と光の陰影」、と。

≪The sea −海面ー≫。

≪The sea −海面≫に近づく。

≪風と光の行方≫の背後、空気が張りつめている。

ここ。

≪The sea −海面ー≫。
小さなオブジェである。しかし、その存在感、凄い。

≪風と光の行方≫。

小品≪The sea −海面ー≫。

近寄る。凹凸が。

何故かこの作品のみタイトルが異なっている。そのタイトルは、≪高みより眺めよシンフォニーが聴こえる≫。
白い立体、影を落とす。
語っているか。何かを。

張りつめた空気。

凹凸の間際を通過する風と光の行方は。

ATELIER・Kは3階。帰途途中の光景。狭い階段の中半に。趣きがある。


中華街が近い。飯を食おうと中華街へ。

媽祖廟は改修作業が行われていた。が、中へは入ることができる。

暫らくぶりでお参りする。

頭に線香の煙をあてているこの男の子たち、日本生まれの中国人かな。


夜、アメフト関東学連の会見が行われた。日大アメフト部の問題についての。
日大アメフト部前監督・内田正人及び井上奨前コーチは除名処分となった。
アメフト界からの永久追放である。当然であろう。井上前コーチにはやや気の毒ではあるが。
それより問題はこれからである。
内田正人、アメフト界からは追放された。が、現在はまだ日大の常務理事である。日大経営陣のナンバー2である。
さて、日大はどうする。どういう経営判断をするのか。
これからは、まさに日大という大企業の経営判断が問われている。うやむやにすれば企業体としての日大に大きなダメージを与えるであろう。
どうする日大。