平塚ショウ展。

平面と立体、「風と光の行方」という副題がついている。
平塚ショウ、自然界の事象を追い続けている。

神楽坂のえすぱすミラボオ、3年前やはり平塚ショウの作品を観に行ったギャラリー。

錆びついたような汚れや、丸いガラス窓の大きさが少しずつ違うところなど、味のある入口の扉。

入ると目の前にはこの作品。
ショウさんの海面だ。

タイトルは、これ。

平塚ショウの海面、縦に長い作品は見ているが、このように横に長い作品は初めて見る。

2Bのエンピツで気の遠くなるような創作を続ける。

平塚ショウと知り合って5年になる。
「海は地球の皮膚」と語った彼女の言葉を、「海は地球の襞」と私は聴き間違えブログに記した。だって、このような作品を見ると、襞って思ってしまうよ。が、強烈な抗議文が来た。それからのつき合いとなる。作家・平塚ショウ、毎年作品を発表しているが、東京近辺での作品発表には行っている。

ギャラリーに入ってすぐ、大きな「海面」の前に立つ立体作品。

タイトルは、これ。
今月初めのこの日、作家・平塚ショウの作品をコレクトしている人が来ていて、私はあまり話すことはできなかった。
が、おそらく木にジェッソを塗り、というところまでは確かであろうが、色はなにを用いているかは不明。
この作品ということではないが、作家は、<凹凸のある中央の隙間に陰影を集合>、とのことも記している。

作家・平塚ショウのことばがあった。
風と光ばかりじゃなく、水の流れも。いわば、空間と時間を突きつめる、と言うことかもしれない。
「f分の1のゆらぎ」とは、その流れを追い求めるということなのであろう。

横に長い「海面」の右手はこう。
立体があり、平面があり、台に乗った小さな立体がある。

この立体・・・

タイトルは、こう。

この平面作品・・・

そのタイトルは、こう。

手前の台に乗った立体は・・・

このようなタイトル。

その右手。
ギャラリー内を一周、ぐるっと周った。

左側の2点は・・・
(右) ≪The seaー海面 No.20170311≫。
(左) ≪風と光の行方 No.20161024−Yellow≫。

そして、≪風と光の行方 No.20161024−Yellow−Green≫。

ギャラリー内を一周してここへ戻ってきた。
横に長い「海面」と立体≪陰影の行方≫のところへ。

平塚ショウ、作品を語る。

1970年を挟んだ数年、巨人・杉全直から教えを受けたという平塚ショウ、細身のパンツに白いスニーカー、とても軽やか、若い。