パラリンピック(6) 白と赤。

ピョンチャンパラリンピック、白い色と赤い色が目立っていた。表彰式へメダリストを誘導する女性の衣装も赤と白。閉会式の映像も白と赤、特に白色。
韓国、諸々のことは陰陽五行説に基づいている。色彩では、青、赤、黄、白、黒の五方色。中でも基本中の基本、これだって言えば白であろう。
閉会式でも白が多用された。白い衣装や白磁の壺。いずれも美しかった。

閉会式はライブで見た。

ピョンチャン、北朝鮮に近い。だから雪山。
冬のオリンピック、パラリンピックをやるのだから当然か。

パラリンピックって・・・

こういう絵が・・・

よく似合う。
美しいんだ。

韓国の国旗・太極旗が入ってくる。

韓国大統領・文在寅、オリンピック、パラリンピックと続いたこの期間、その人生の過半の神経を使い、過半の充実感を味わっていたことであろう。
単にスポーツイベントを行なうということばかりじゃなく、金正恩やトランプとのことごとが常に頭にあったであろうから。

白い衣装のダンサーが現れる。
赤い帯がアクセント。美しい。

白、そして赤。

旗手入場となる。
日の丸を掲げるのは・・・

もちろん、メダルを5つもとったワセジョ・村岡桃佳。
JAPANのマフラー、暖ったかそう。

ファン・ヨンデ功績賞の授賞式がある。
ファン・ヨンデ(真ん中の車椅子の女性)は、韓国の女医。夏冬のパラリンピックで感動を与えた選手男女1名ずつに功績賞を与えているそうだ。
ピョンチャンパラリンピックの受賞者は、ニュージーランドとフィンランドの選手(左のふたり)であった。

またダンサーが現れた。障害を持つダンサーのようだ。
その衣装も白。赤と黒を背にし、とても優美。

オッ、これは新田佳浩が金メダルをとったノルディック10kmクラシカル(立位)で3位・銅メダルをとったカナダの選手じゃないか。
閉会式のライブ、時折りこのような映像が流れる。どういう意図かは知らないが、その思いは解る気がする。

次回のパラリンピックは北京。
北京のデモ映像が流れた。毛筆のこの書も北京のものだったような気がする。

その書、聖火台へのスロープにも現れた。

白磁の壺を持った女性が登場する。
身に纏う衣装は、もちろん白。

聖火台へのスロープは赤。厳密に言えば、赤っぽい鉄さび色。

白磁の壺を運んできた女性は、壺を置き白い布を手に取る。

白い衣装に白い布。

背景は赤、そして幾ばくかの黄が混じる。

背景の赤に、白磁の壺が包みこまれる。

すぐ後ろに白磁の壺。

典雅、優美でありながら力強さも感じさせる舞である。

白い衣装の舞う女人、紅蓮の炎の中に入っていくよう。

聖火台に向かって。

その聖火・・・

消える。
この後、KポップやKロッカーの歌い手が出てきた。アジアのビヨンセというグラマラスな歌い手も出てきた。パンチの利いたものであったが、それらはすべてスルーする。
ただひとつ、パラリンピック閉会式のゲストコメンテーターについては触れておきたい。とてもユニーク、よかったんだ。
はじめどこか聴いたことがあるような声だな、と思った。増田明美(パラリンピック開会式のコメンテーターであった)のような優等生的なコメントでなく、どこか自由奔放な話しぶりであるな、と思っていたら思いだした。
義足のパラアスリートである中西麻耶だってことに。
中西麻耶、ぶっ飛んだコメントを発していた。韓国のグラマラスな歌手が、アジアのビヨンセと呼ばれることにも異を唱えていた。
あの中西麻耶ならば、というコメント。NHK、これからも中西を使ってくれ。


米メジャー・エンジェルスの大谷翔平が、初登板初勝利を成した。
一昨日だったか、メジャー開幕戦にバッターとして登場、5打数1安打であった。あと1本打ってほしかったが、まあヒットが1本出たので一安心。
そして今日の投手としての大谷翔平である。
開幕戦に野手として・・・・・云々と言うのは、1919年のベーブ・ルース以来だそうだ。
大谷翔平、野球の神さまベーブ・ルースと較べられるなんて、それだけでも嬉しい。