常世への依り代。

昨年末、河瀬和世さんから来たメールに写真が3点添付されていた。昨秋の奈良・五條での「はならあと」での作品写真。「遠方でしたので、せめて写真をご覧くださいませ」、と記されている。
奈良・五條、その地のHPにはこうある。
<五條は、古くから大阪と紀伊を結ぶ要衝>であり、<東へ向かう伊勢街道、西へ向かう紀州街道、・・・、河内へ抜ける河内街道・・・>、とも。
「紙=神」、と音義を同じくする和紙を用いてさまざまな活動を続けている河瀬和世さん、昨秋、その地でインスタレーションを行った。江戸時代からの古い町屋が続く五條新町で。

最初のこの1枚を開いた時、注連縄を思った。依り代じゃないか、と。

樽、折りたたまれた白い和紙。
樽、補陀落への船を思わせる。

五條新町、伊勢街道沿いに江戸時代以来の町屋が1キロ近くに亘り続いている、という。おそらく、大店がいっぱいあるんだ。この町屋も。
河瀬和世の和紙と、おそらく山内啓司の映像とのコラボ、現世から常世への道行きを感じる。21世紀の二河白道。

それにしてもこの作品、向こうの下がっている和紙も、手前の立ち上がっている和紙も、ともに常世・浄土への依り代。
年の初めに相応しく、神々しい。


中東の地域大国、サウジアラビアとイランの間がキナ臭くなってきた。元はと言えば、長年続くイスラムの本家争い。
対IS戦にも影響大である。


それに加え中国の経済懸念があり、日本を含め世界中のマーケット、全面安となった。
中国、軍事強化に突出せず、自国経済をコントロールしろ。


孫娘、元気よく来た。
カミさんが用意したお年玉、7つの100円玉を「いち、にい、さん、しい、ごー、ろく、しち」、と数えていた。「ラッキーセブンよ」、とカミさんは言う。
五郎丸ポーズに加え、五郎丸ポーズの女の子ヴァージョンまで披露していった。