河瀬和世展<和紙・コラージュ>。

2月上旬、知り合いの何人もの作家の発表が重なってあった。何とか行くことができたが、その後すぐ入院となってしまった。中下旬には河瀬和世さんの発表がある。行くことができるかなと思っていたが、退院してすぐ後、会期末ぎりぎり吾妻橋を渡ってすぐのギャラリー・アビアントでの河瀬和世展へ行くことができた。

アビアントでの個展、11年目となるそうだ。

河瀬さんはいた。

手染め和紙のさまざまな色。

≪鳥たち≫。
手染め和紙(染料、顔彩)。

≪わすれもの≫。
手染め和紙(墨、染料)。

左、≪さまざまな脈絡≫。手染め(染料)。
右、≪青い層≫。手染め和紙(染料)。

この壁面は・・・

小粋な作品が。
タイトルはいずれも≪芽生えの頃≫。
手染め和紙(染料)。

ここには・・・

壁面、そして下にも。

左は、≪パリ郊外の家≫。手染め杉皮紙(墨)。
右は、≪木組みの家≫。手染め杉皮紙(墨)。
パリ郊外に限らず、ヨーロッパの田舎町にはこういうような家がある。御伽噺に出てくるような。その形状といい色調といいメルヘンの世界のような。
なお、河瀬さん、こう語っていた。
ここで用いられている額縁は、パリへ行く度に向こうで買ってきたものを使っている、と。向こうの蚤の市、何でもあるもの。

≪裏通り≫。手染め杉皮紙(墨)。

河瀬さん、裏側にも細工をするのがお好き。

これも。

下に置かれた≪木の建物≫。

白っぽい作品が並ぶ。
河瀬さん、作品のゆがみを直す。

この作品。
≪螺旋をほどく≫。白和紙。

白い和紙。

その裏側はこう。ウッ、艶やか、派手っ。
昔、粋筋のお人が表側は抑えた色調なれど、その裏側は「オッ」っというものに遭遇することもある。

≪翔ける鳥≫。白和紙。

白い和紙の深い深い世界。


ドナルド・トランプ、6月12日のシンガポールでの米朝首脳会談を取りやめた。
北朝鮮の直近の言動にはあからさまな敵意がある、と。北朝鮮側は、再考をとアメリカに促している。
感覚で動くトランプと曲者の北朝鮮、この後も何があるやら分からない。


日大アメフトの問題、今日は学長なる男が出てきたが、何ともはっきりしない。
学長とはいえ、アメフト部前監督であり日大常務理事である内田何某を抑えてはいない。
日大、はっきり言って年商1800億円の企業体である。その最高経営責任者である理事長が出てきて、判断しなけりゃどうしようもなかろう。