後藤亮子展(続き)。

昨日の後藤亮子展、途中で眠くなり半ばで打ち切り、寝てしまった。
眠くなった理由は明白。その前日のラグビーW杯の対アメリカ戦、朝まで付き合い完全徹夜、その後、ひとりで祝杯をあげ、とジジイにあるまじき行ないをしていた故。
2年半ぶりの後藤亮子展、その模様を続ける。

後藤亮子と仲間たち。

久しぶりに集まる。
この右手に見える作品は、

≪断片≫。
鴇色、蘇芳色、鉛丹色、洒落柿色、黄丹、砥粉色、歴史ある微妙な色のハーモニー。
美しい。

体調を崩していた伊藤も、久しぶりに参加した。
今日来たメールでK.S.、正面の黄色い作品につきこう言っている。
<後藤さん、珍しく黄色の絵があり、印象的でした。「意志」というテーマも珍しく思いました。>、と。

バッグを斜めに掛ける杉浦が眺めているのは、

これ。この3点。
ウォー、これは何とも美しい。後藤亮子、一歩踏み出したようだ。
今日の小澤からのメールで、小澤、こう語る。
<後藤作品はいつものように静謐の世界に揺らめく光と空気感が漂い魅了します。支配された色たちの語り、ゴトウワールド満喫しました。>、と。
確かに、そう。

≪伝言≫。

≪時間≫。

≪自由≫。

≪散歩≫。
ところで、後藤亮子の作品、また、その作風について、私は秘かに「カームフレイバー(静謐な趣きの)、後藤ユーゲニズム(幽玄主義)」と呼んでいる。
この作品など、まさに、そう。

忙しい人がいる。まだ何人か来ない人がいる。
が、後藤亮子の個展のお祝い、さらに伊藤の激励を兼ねた席の予約時間が迫っている。

とりあえず、このメンバーで久しぶりの記念写真をパチリ。
今日、この写真を皆さんへメール添付で送付した。
先ほど伊藤から来たメールにこうあった。
<・・・・・。それと、今回後藤さんに久しぶりにお会いしましたが、以前より少し肉感的になって、この写真など拝見すると“マダム後藤”の雰囲気すら漂わせてると思いませんか? やはり、女は強し!?>、と。
美少女、マダムとなる。まさに。
秋葉原での飲み会に何人かの仲間が遅れて駆けつけた。中で、「街々邑々」の石田、画廊宮坂へも行ったそうだ。しかし、既に閉まっていた。扉の格子の間から中を覗いた、という。青っぽい作品が見えた、と話す。

扉の格子の間から覗くと、正面には確かに青っぽい作品が見える。
昨日、今日、後藤亮子展のありさま、久しぶりに皆が集まったので、同窓会的要素をも含んだものとした。