博物館に初もうで(1) アジアの羊。

昨日の東博。本館へ入るとまず目につくのは、これ。

本館正面大階段の上には、この垂れ幕。東博、このところの恒例、「博物館に初もうで」。

右側の階段を上がったところには、こういう看板。
すぐ左の特別1室へ入ると、

こういう説明がある。
「未(ひつじ)」が集合してるんだ。

で、今日は「アジアの羊」を。
しかし、東博の説明ばかりを出しているな、今日は。少し省エネが過ぎるんじゃないか、という気がしないではない。
実は、先ほど酔って帰ってきた。頭はボー。で、思わず知らず省エネとなる。それもよかろう。

「牡羊小像」、バクトリア(アフガニスタン北部またはウズベキスタン南部)。
青銅鋳造、青銅器時代・前2000年紀前半。

「羊小像」、シリア出土。
テラコッタ、鉄器時代・前600〜前300年頃。
胴には鞍が乗せられている。珍しい。

青銅の鼎。存在感がある。
複雑な字があるので、東博の説明書きをそのまま載せる。

こういうものである。

「灰陶羊」、中国出土。
陶製、漢時代・前3〜後3世紀。
漢代には、羊の放牧が盛んであった、という。

羊と木が描かれている。

こういうものである。

羊が草を食んでいる。

中国、明代のこういうもの。
趣き深い作品である。今、日本の重文となっている。
ところで、中国である。
中国、長年に亘り、さまざまな局面で、我が国の規範でありお手本であった。
それが今では、という思いがある。
中国、野蛮な国になり下がったのか。中国には、大人がいなくなったのか。かって中国を侵略し、傀儡国家・満洲で生まれたが故に、今の中国、中国のために悲しむ。

「四神十二支鏡」。
白銅製、隋時代・6〜7世紀。
中央に東西南北を表わす四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)が巡り、その周囲に十二支が。
今年の干支である未(羊)は、一番下にいる。

「青玉筆洗」。清時代・19世紀。
<清代に発展した玉彫の高い技術がうかがわれます>、と説明にある。洒落た筆洗である。
今日は少しフラフラしたか。