第5回 浅草界隈スケッチ展。

山宣・山本宣史、つき合いのいい男である。東京の西の外れ、とは言わないまでも、奥多摩に住まいしているのに、昨年同様、墨東の地・浅草へ出張ってきている。
7月中旬、山宣から案内ハガキを貰った第5回浅草界隈スケッチ展へ。

今年のギャラリー・ブレーメンハウスの前。賑やかである。

ギャラリー内へ入る。
いずれも小品、趣きのあるスケッチが並ぶ。

ブレーメンハウス、和風ギャラリーと称している。それもそのはず、元々は浅草の普通の住居だったんだ。
これは、2階の一角。2階へ上がるには、靴を脱いで階段を上がる。6畳ばかりの部屋が二つある。
浅草だ。
浅草界隈のスケッチ、その幾つかを。

山本宣史のスケッチ≪浅草寺全貌≫。

山本宣史のもう1点のスケッチ≪仲見世で記念撮影≫。
今の仲見世であろう。しかし、浅草とはいえ昨今の状況、このような髷を結っている人はいるのかな。

武井成ニの水彩≪浅草寺本堂から≫。
本堂から振りかえれば、確かにこのよう。

平田拓也の銅版画≪浅草と人力車Ⅰ≫。
私が訪れた日の担当、平田さんのようであった。平田さん、こう言っていた。「参加しているのは、必ずしも浅草界隈の人ばかりではないのです。あちこちの人がいます」、と。山宣ばかりじゃなくあちこちの人が加わっているらしい。
その共通項は、おそらく”浅草が好き”、ということではないかなー。

小野勝海の油彩≪伝法院通り≫。
確かに、伝法院通りからスカイツリーが見える。

紀平良治の水彩≪五重塔とスカイツリー≫。
これも、浅草とスカイツリーのコラボの一典型。

高田光雄の水彩≪和風画廊・ブレーメンハウス≫。
これは、昨年のブレーメンハウスである。昨年の「第4回 浅草界隈スケッチ展」は、3月に催された。ごく普通の町屋を改造したブレーメンハウスの正面、このようなものであった。

今年のブレーメンハウスの正面入口。
青いプラスチックの盥に酸漿・ほおずきが浮かんでいる。
ブレーメンハウスの人、「今日は、ほおずき市の日です」と言う。
ブレーメンハウスでも、スイーツほおずき”ひとえ姫”を使った”生しぼりジュレ”を販売しているんだ。”生しぼりジュレ”、勧められて食った。美味かった。