Four Ball + 1 展。

銀座6丁目、松坂屋の解体はほぼ終わっているようだ。
その角を入り、昭和通りへの手前の画廊・GINZA A’sへ。ギャラリー アーチストスペース。

ギャラリーへ入る。
”Five Artistst Exhibition”、とも謳っている。

右側の手前は、犬飼三千子の作品だ。

犬飼三千子作≪宙Ⅰ≫〜≪宙Ⅴ≫。

右は、中谷欣也の立体作品。正面は、一ノ瀬智恵乎の作品。

一ノ瀬智恵乎作≪島の想いⅠ≫と≪島の想いⅡ≫。
顔料は、おそらく水彩絵具であろう。色彩が踊っている。
画廊には、一ノ瀬さんがいた。写真を撮りブログに載せてもいいですか、と訊いた。「いいですよ。どうぞ」、と返ってきた。
「犬飼三千子は、あちこちのグループに入っているようなのですが、貴方たちも何らかのグループなのでしょうか」、と一ノ瀬さんに訊いた。「いや、そうじゃありません。ただ、昔から何かあると時折り集まって、展覧会を開いているのです」、と一ノ瀬さん。
自然な流れの展覧会なのだ、おそらく。洒落てる。

一ノ瀬智恵子作≪島の想いⅢ≫。
何ごともないようなマチエール、軽やかなフォルム、それでいて踊り飛び跳ねる色彩。
デュフィーを、クレーを、カンディンスキーを想った。

宮本和雄作≪Floating Spirit≫。
横に長い作品。横幅、2メートル近くあったのじゃないか。硬質な感じを受ける。”Floating”、というよりも、”Flying”という思いが強い感がある。
と、横の方から、作家・宮本和雄が現われた。一ノ瀬さんと宮本さん、ビールを飲みはじめた。側にいた私もお相伴にあずかった。
宮本さんに、この硬質の画面、その顔料は何かを訊いた。アクリル、との答えが返ってきた。
Spirit、スピリッツって、スピリッツ・精神もそうなのではあるが、焼酎もスピリッツではあるな。宮本さん、そのような雰囲気を醸し出しているような感じであった。