始まっちゃったから、暫くオリンピック。

開会式の映像を、飛び飛びに見た。
今日、高尾へ行く用があった。古い友人たちと墓参り。その男、真夏に死んだ。例年、ほとんどカンカン照り。ヘタをすりゃ熱中症になる。だから、寝不足はまずい。寝なければいけない。明け方の中継映像なんて見ないほうがいいな、と考えた。
しかし、5時半すぎ、6時前に目が覚めた。テレビをつけ、1時間ばかり見た。その後またうとうとし、8時すぎに目を覚ますと、まだ開会式は続いていた。
6時前に見た時には、こういう場面であった。

よくは解らないが、こういう映像。
イギリスの社会史、というものをやっているのであろう。

その映像、その時のスタジアム。
この状況まで、どういう経緯があったのかは、解らない。

すぎこし道を振り返っているんだ、きっと。
毎回のオリンピックの恒例、ギリシャでの採火式の模様。

これはロンドン・アイだ。
テムズ河畔の大きな観覧車。

1時間ちょっとうとうとし、8時ごろまた見ると、選手の入場が始まった。
毎回のオリンピックの決まりごと、ギリシャ選手団の入場である。
その前だったか、ベッカムが出てきた。テムズ川を高速のボートで遡っていた。高速ボート上のベッカム、聖火を運んでいるんだ。ダークスーツをビシッと決め。

この前後に、五輪旗が入ってきた。マラソンの帝王・ハイレ・ゲブレセラシェや国連事務総長・潘基文など8人の人が掲げていた。その役目を終えた8人が並んだところに、サングラスをかけた一人の男がいた。車椅子に乗っている。モハメド・アリであった。
たしかパーキンソン病を患うモハメド・アリ、どの程度の意思疎通ができるのかは知らない。しかし、モハメド・アリの存在感、譬えようもなく大きい。

ライヴで、こういう映像が流れたのであるが、これ、ウサイン・ボルトであろう。ジャマイカの旗手を務めたはずである。こんなことをしているヒマはない、と思うのだが、どういうことなのかな。

最後にポール・マッカートニーが出てきた。
歌ったのは、『ヘイ・ジュード』。あまり威勢のいい歌ではない。問いかけの歌だ。ジョン・レノンは、とうの昔に死んだ。殺された。ポール・マッカートニーも70歳。イギリスのポップスは成熟する。

7人の若者たちによって点火された聖火は、空高く登っていった。

その後出かけた高尾の東京霊園の空、こういう形を描いていた。