リオ五輪。

昨日、途中で眠ってしまったようだ。
リオでのオリンピック、すべてがライブではないが、毎日見ている。しかし、具合が悪いことに、酒を飲みながら見ることになる。相撲のテレビ桟敷と同様である。
昨日もその延長でブログを記していた。
開会式の模様も記してない。競技はどんどん続いていく。早く、とパソコンの前に座ったが、酔った頭、途中で止まってしまったようだ。後半しか見ていない開会式の模様も、その半分ぐらいで切れている。シャクだな。
開会式の終盤の模様、大幅に端折って印象に残った場面を幾つか。

緑の五輪。

この人、初のオリンピック栄誉賞ともいえる賞を授与された。
しかし、NHK、この人の名前をカタカナで示すことさえしなかった。何たること。この表記を勝手に読め、というのか、日本人に。こればかりでなく、開会式中継を担当したNHKの二人のアナウンサー、事前の勉強が不足しているな、という場面が幾つか見られた。アナウンサーばかりでなく、NHK自体の取材力のゆるみではないか、と思われた。

リオと言えば、ファベーラだ。
ファベーラ、スラム街だ。
そのファベーラの子供たち40人が、オリンピック賛歌を歌った。よかった。

サンバダンサーが加わるのは、リオだもの当然。

聖火の最終走者は、サッカーの王様・ペレであろう、と言われていた。が、ペレは体調が悪くかなわず、2004年アテネ五輪マラソンの銅メダリスト、デ・リマとなった。
先頭を走りながら飛び出した観客に妨害され、それでも銅メダルを取った英雄である。

小ぶりな聖火台へ点火。

よくは分からないのであるが、聖火台、この左の火の玉の中に入っているようだ。
いずれにしろ、リオ五輪の開会式、シャレたものであった。
ロンドンの1/12、北京の1/20のコストしかかけずに。
リオの開会式は金メダルではないか。


水泳400メートル個人メドレー、萩野公介と瀬戸大也のワンツー・フィニッシュじゃないか、と言われていた。

ワンツーではなかったが、金、銅を取った。
萩野と瀬戸、凄い。

ライブでは見ていない。
300メートル手前。萩野が先行、瀬戸とアメリカのカリシュが競っている。

萩野が金、瀬戸が銅。

萩野公介、こう語り・・・

こう続ける。

リオの表彰台もブラジルらしい。
エコっぽい。

日の丸二つに星条旗。
気持ちがいい。

それにしても同学年のこの二人、仲がいい。

子供の頃、小学校へ行くかどうかという頃からのライバルだそうだ。
だが、仲がいい。

ところで、400メートル個人メドレーの女子は凄かった。
ホッスーというのかホッズーというのか優勝したハンガリーの選手、段違いに強かった。
オリンピックレコード、世界記録を2秒以上更新しているばかりか、2位の選手にに5秒近くの差をつけている。
ぶっちぎり、段違い、けた違い、という表現、このようなことをいううのだろう。


先に金メダルを取るのは萩野公介か柔道か、という問題に応えたのは萩野公介であった。
初日の柔道、男女共に銅メダルであった。

二日目、中村美里と海老沼匡も準決勝へ勝ちあがる。
しかし、共に準決勝で敗れる。3位決定戦には勝ち、またも共に銅メダル。

海老沼の試合を見つめる柔道男子監督・井上康生。

三日目、松本薫と大野将平も準決勝へ歩を進める。

昨日夜7時のNHKニュース。
大野将平、柔道でついに金メダルを取った。

全5試合中4試合で一本勝ちした大野将平、こう語る。

ロンドンにつぐ連覇を狙っていた松本薫は銅。
こう語る。
「甘酸っぱい」、と。

昨日、男子81キロ級準々決勝、永瀬貴規の試合を見つめる井上康生。

結局、永瀬貴規は銅メダルであった。
しかし、そういうように記すのはよくないな。男子81キロ級、強豪がひしめいているクラス。このクラスでのメダルは16年ぶり。凄いことなんだ。
女子はついにメダルに届かなかった。
柔道、日本はメダルを取って当たり前なんていうことは遥かな昔。ましてや金メダルなんて。
今や各クラスの上位7、8人は、その実力紙一重。


昨日、何より驚いたのは体操男子団体だ。
予選でミスを連発4位となった日本、1、2位通過じゃなければ不利な演技順になる、逆転は難しいと言われていた。それが何と、大逆転。優勝、金メダルを取った。

予選の得点は決勝には持ち越さない。
しかし、予選4位で苦手なあん馬からの決勝となった日本、落下があり、何と6位スタートとなる。何と、予選トップの中国は7位となっている。ミスが続いたのだな、きっと。予選の時の日本のように。

しかし、日本、3種目目の跳馬で盛り返す。高得点を続ける。
一番若い白井健三、この演技。

白井の演技、この高得点。

3種目が終わり、日本、ロシアに次ぐ2位に上がる。

リオ五輪の始まる前、日本のライバル・中国の様子を取材した番組があった。
その中で中国の選手、こう語っていた。「日本で怖いのは内村だけ。あとは大したことない」、と。体操日本、ずいぶんなめられたものである。ぎゃふんと言わせなきゃならないな、と思っていた。
日本、内村だけじゃないんだ。
跳馬の白井しかり、この平行棒の田中佑典しかり。

どうだ、田中佑典のこの平行棒の点数。

4種目終わったところで、1位のロシアとの差はちじまった。
いけるぞ。

鉄棒の加藤凌平も、高得点を叩きだす。

予選で鉄棒から落下した内村も、決勝ではどうだという演技。

ついにロシアを逆転、優勝。金メダルを取る。

表彰台上の日本選手。
内村航平ばかりじゃないんだ。総力戦で優勝を手繰り寄せたんだ。

途中に一瞬、このような画面が流された。
日の丸をつけたシャツを着てスタンドから試合を見ているこの二人、日本のリザーブの選手らしい。正選手に何らかのアクシデントがない限り、試合にでることは叶わない。
この表情、何となし分かる。

ロシアと中国の国旗を従えた日の丸、星条旗を日の丸で囲んだ水泳400メートル個人メドレーの表彰式と同様、とても愉快。
他愛ないな、と思いつつ。

5人の選手に日の丸が被る。