ヨコハマトリエンナーレ2011(2)。

入口を入るとすぐ正面、大きな渦巻きのような作品がある。

イン・シウジェン(尹秀珍)の作品。タイトルは、『ワンセンテンス』。
大きいので、2階から撮った。昨日は、ウィークデイ。来ている人は少ない。
白い渦巻きの中を、人が歩く。丸く巻かれたものが並んでいる。

渦巻きの中心部を歩く人。

外には、人待ち顔で立っている人。

丸く巻かれたものは、服をほぐして糸状にし、それを巻いたものらしい。昔の映画のフィルムのようにも見える。数えると、108あるそうだ。
108、除夜の鐘と同じ数。煩悩を表しているようだ。で、”ワンセンテンス”、ひとつの帰結。センテンス、宣告という意もあるので、作家には、もっと、より深ーい意味合いがあるのかもしれない。

しかし、面白い。美しい。