ヨコハマトリエンナーレ2011(1)。

久しぶりで横浜へ行った。何人かの友人と語らって、ヨコハマトリエンナーレ2011を観に。
ヨコハマトリエンナーレ、今回が4回目である。毎回行っているが、今回は、過去3回とやや趣きを異にする。横浜美術館が、主会場のひとつとなっている。コンテンポラリーアートに、横浜美術館が所蔵する古い時代の作品も入り混じる。
総合ディレクターは、横浜美術館館長の逢坂恵理子。コンセプトは、「OUR MAGIC HOUR  世界はどこまで知ることができるか?」。いやー、面白かった。

美術館の建物の横に、小さな池がある。コンクリートで囲まれた、水深10センチばかりの水溜まり。その近くには、灰皿もある。
今日は、晴天。昼過ぎの太陽が、水面に光を落としている。水底には、多くの落ち葉が沈んでいる。茶色っぽくなって。友との約束の時間には、暫しのゆとりもある。煙草を一服した後、これを撮った。
作家知らず、としてトリエンナーレの出品作としてもおかしくないな、と思い。

美術館の正面入口前に、モアイ像のようなものが10体ばかり並んでいる。これは、その左側のもの。
ウーゴ・ロンディノーネ作『moonrise east march(月の出 東方 行進)』。
行進は解かるが、何故、月の出なのか、東方なのかは、解からない。もっとも、そういうことは、解からなくていい。解かってどうする、という世界。美術というもの、時として、その意味するところを、やけに深刻に考える御仁がいる。でも、それは、少し違う。
観て、面白いか、そうでないか、それが正解。私には、これは、あまり面白くない。モアイの方が、いいぞ。

しかし、中に入ると、面白いものがいっぱいあった。
「世界はどこまで知ることができるか?」はどうだったか、それは確とはしないが、「OUR MAGIC HOUR」は、そういう思いを抱かせてくれた。面白い、と思った作品、いっぱいあった。
しかし、今日は、ここまでとする。
その後、中華街の餃子屋で、長時間、紹興酒を飲んでいたから。途中で少し眠った。
先ほど帰り、撮った写真を取りこんだ。見てみると、面白いものも多くある。しかし、眠くなった。だから、今日はここまで。明日以降。