今年のおまけ(2) バンザイ同盟。

どの大学でもそうであろうが、卒業後ある区切りの年にホームカミングデーというものを行っている。
私は今年、卒業後50年となって学校から連絡があり、この秋、最後のホームカミングデーに行った。1969年(昭和44年)度卒の卒後50年である。が、私は、4年前にも学校から連絡があり、卒後50年のホームカミングデーに行っている。
私の出た学校、実際の卒業年と共に4年で卒業した連中(留年が多い私の行っていた学校でも4年で出る連中が多い。当然か)のホームカミングデーの年にも「どうぞ、お出で下さい」との連絡がくる。人の倍の時間をかけて卒業した者にはホームカミングデーも倍、ということである。
私の出た学校は、バカボンのパパがバカ田大学と言っている大学であるが、それ以前に何でもありの大学であり、お祭り騒ぎも大好き。ホームカミングデーの時にも稲門祭というものを行っている。4年前のホームカミングデーの稲門祭についてはその折り詳しく記したが、今回はひとつだけ。
早稲田大学バンザイ同盟を。
早稲田、何でもありの大学であるからサークル活動なども掃いて捨てるほどある。だが、「バンザイ、バンザイ、バンザイ」なんてことをやっている「バンザイ同盟」なんてのは、やはり変わっている。何が面白いんだ。
実は、バンザイ同盟については以前から知ってはいた。テレビ報道で見たこともある。が、実際に見るのは初めてであった。

素肌に法被姿の10人ばかりの若者が3号館の前に並んでいた。

彼ら、バンザイを始めた。

こうなり・・・

こうなり・・・

海老ぞりのようにもなり。
これ、その通り「海老バンザイ」というものだそうだ。

早稲田大学バンザイ同盟、1975年の設立だそうだ。40年以上の歴史を持っている。

バンザイの型というか種類も、700を超えるものを有しているらしい。

野郎どものサークルかと思っていたら、なんと女の子が現れた。女子学生、ワセジョである。
そこそこできがいい女の子が早稲田に入ったと思っていたら、その女の子は「バンザイ、バンザイ、バンザイ」なんてサークルへ入った、なんて知った親御さんはビックリするだろうな。

早稲田の若者たち、こうして・・・

こうして・・・

3号館の中に消えていった。

と、暫らくして出てきた。稲門祭パレードだ。
WASEDA DNA パレードである。応援部、ニューオルリンズジャズクラブ、ラテンアメリカ協会などが参加している。
そこにバンザイ同盟が加わる。右端にワセジョの女の子が見える。

このあたりは、飛び跳ねるように。

彼ら、早稲田大学バンザイ同盟の若者たち、大隈さんの銅像の方へ進んでいく。
これも「おまけ」のひとつ。
「バンザイ同盟」なんてサークル、早稲田以外の大学ではないであろう。