パラリンピック(2) ワセジョ活躍、強い、強い。

オリンピックと違いパラリンピックは、ライブも少ないし放送自体が少ない。ほとんどはNHKが後で纏めたものを見るようになる。

テレビでは、日本メダルラッシュ、メダルラッシュと言っていた。


日本、ピョンチャンのパラリンピックでは10個のメダルをとった。
が、その半分の5個はスキーアルペン座位の女の子、村岡桃佳が勝ちとったもの。これでとった、とったと言えるのか。もし、村岡桃佳なかりせば。

パラリンピック初日、村岡桃佳、アルペン滑降(座位)で銀メダルをとった。

アルペン高速系、女子でも時として100キロを超えることがある、という。
村岡桃佳自身、「怖い」と語っている。しかし、果敢に滑り降りる。

銀メダルをとりピースサイン。若い女の子である。

その翌日、スーパー大回転。

村岡桃佳、攻める。
斜面を落ちるように下に滑り降りる。
銅メダル。

日本の応援団、沸く。

その翌々日のスーパー複合の村岡桃佳。

ここでも3位、銅メダルをとった。
実は村岡桃佳、滑降で銀メダル、スーパー大回転で銅メダルをとった後こう語っていた。
「銀と銅をとったので、後は残る違う色のメダルをとるだけだ」、と。また、こうも語っている。
「ピョンチャンのパラリンピックは、私に始まり私に終わる」、と。
たんにスキーアルペンの日程がそうなっていたにすぎないのであるが、何て女だとも思い、まあ二十歳そこそこの若い女の子だからそれもしようがないか、とも思っていた。
村岡桃佳、21歳になったばかりの早稲田の学生である。
早稲田、男の学校というイメージがあるが、女子学生もいる。慶應や上智、ICUのようなお嬢さん比率は少ないが、キャラの立った女子学生はいる。近年では「ワセジョ」と呼んでいるようである。
障害をものともしない村岡桃佳も、そのような「ワセジョ」であろう。

その翌日の大回転に臨む村岡桃佳。

村岡桃佳、攻める。

それまでのトップを2.71秒上回る。
優勝だ、金メダルである。

村岡桃佳、両手を突き上げる。

ウィナー、村岡桃佳。
それまでのトップであるオランダの選手と抱き合う。

パラリンピック最終日にはスキーアルペンの最終種目・回転があった。
村岡桃佳、根性の銀メダルをとった。

金メダルのドイツの選手と銀メダルの村岡桃香は車いすであるが、3位の選手は足に障害があるものの杖で対応している。
いずれにしろパラリンピックに出てくる選手、強い、強い。ワセジョに限らず強い、強い。


嬉しいニュースがあった。
高梨沙羅がドイツでのW杯で優勝した。続いての今期最終戦でも優勝、男女を通じてのW杯勝利数の最多を成しとげた。
高梨沙羅、もう勝てないんじゃないかと思っていたので、とても嬉しい。


夜に入り驚くべきニュースが入ってきた。
北京駅に緑色の車体に黄色いラインが入った列車が入ってきたそうだ。北京駅は厳戒態勢が敷かれている模様。
どうも金正恩が乗っているらしい。
金正恩、命の火を圧縮しているな。
森友とか貴乃花親方がとかといったことをどうこうしている日本、これでいいのかね。
年寄りの冷や水ってことは重々承知しているが。