雪の里アート巡り(2) 越後妻有里山現代美術館「キナーレ」。

十日町市博物館から歩いて10分少し、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」へ。
十日町を中心とする越後妻有地方、「雪と織物と信濃川」プラス「火焔型土器」の地であるが、「コンテンポラリーアート(現代美術)」の地でもある。「越後妻有トリエンナーレ・大地の芸術祭」の地である。トリエンナーレの次回は来年であるが、つい先日までは冬の巻とも言える「SNOWART(スノワート)」が行われていた。越後妻有里山現代美術館「キナーレ」は、そのメインステージともいえる場所。

この冬のSNOWART(スノワート)、越後妻有、十日町のあちこちで催されている。

道路の除雪はなされているのだが、越後妻有里山現代美術館「キナーレ」の標識、雪に埋もれている。

作品であろう。
が、作品名も作家名も雪の下に埋もれている。

「キナーレ」入口。
温泉もあるようだ。雪あそびの博覧会も。

越後妻有里山現代美術館「キナーレ」、2階へ上がる。
木が生えている。縄文土器がある。

火焔型土器である。

が、4500年前の火焔型土器ではあるまい。現代の火焔型土器であろう。

この空間、4、5000年前の縄文時代とリンクする。

さまざまな木がある。
その切株には作品が乗っている。

ミズキ。

トチノキ。

ホオノキ。

エノキ。

下の中庭が見える。
スノボーをしている人もいる。

ウンッ、この作家は知っている。
5年ほど前のMOT(東京都現代美術館)でこの男の作品を知った。「木の時間 石の時間」というテーマの展示だったと思う。
岩手県192か所の土を採集、展示していた。

近づく。
[
栗田宏一のソイル・ライブラリー、新潟では576種もの土を採集したようだ。

新潟県全域のあちこちで。

デカいドラムのようなものがある。

≪ローリング・シリンダー 2012≫か。
中へ入る。

グルグル渦巻いている。

グルグル。

オッ。

こういう局面も。

流れに任せる。

グルグル、面白かった。

ドラムから出る。
この白いドラム、やけに静的、スタティック。

本棚だな。

雛壇はどうかは分からないが、目に入るさまざまな物、すべて作品のようである。

書棚や椅子、テーブル、なども含め。

下の方に何やら面白いものが見える。
ボヨヨーンとしたものであるが、なにやら面白そう。




今日、春場所13日目。
前日まで全勝の稀勢の里、初の横綱対決、日馬富士戦。稀勢の里、日馬富士に完敗。
負けが込んでいるとはいえ日馬富士、前日の高安戦と同じく鋭い立ち合いであった。日馬富士、全勝の稀勢の里を圧倒した。

それよりも稀勢の里、左肩から胸にかけて何らかの傷を負った模様である。
この後の稀勢の里、後ろへ倒れ込んだ。稀勢の状況、とても心配。
面白いドラマには」さまざまな伏線がある。横綱となった稀勢の里、隅田川を渡りきるに、さまざまなことがあったことしきり。
それでいいんだ。