8月も終わる。復帰する。

暫らく休んだ。
リオ五輪がらみであと少し心に残った言葉や写真を載せよう、と思っていた。
決勝で敗れた後、母親の腕の中で「お父さんに怒られる」、と言って泣きじゃくる「絶対王者」・吉田沙保里や、厳しい階級である柔道100キロ級で銅メダルとなり泣き顔の羽賀龍之介を後ろから抱きかかえ、恐らく「お前はよくやったよ」、と言っているであろうコーチの鈴木桂治のことなどを。
しかし、疲れてできなかった。
で・・・
リオ五輪の後、2、3日身体を休めよう、と思った。しかし、オリンピック疲れ、思いの外症状がひどく2、3日どころか4、5日、今日まで6日間も経ってしまった。
オリンピックが終わってから知ったこともある。
リオは治安が悪いから、との家族の反対でリオ行きを諦めていたオリンピックおじさん、いてもたってもいられず途中からリオへ行っていた。お付きの人も必要であろう。
オリンピックおじさん、オリンピック一回当たり約1000万円かかるそうであるが、できる内が華。どんどんやってもらいたい。
高須クリニックの高須院長が、財政逼迫のナイジェリアサッカーチームへの支援を申し出、39万ドルの小切手を持ってリオへ駆けつけたそうだ。
相撲中継を見ている時、たまに高須院長と西原理恵子が桟敷席に座っているのが画面に流れる。共に変人であるが、才人でもある。ピッタリかんかんのカップルである。高須院長のさまざまな支援行為、売名行為であるという人もいる。
が、そうではなかろう。売名になっているのは確かであるが、その実は、高須院長の単なる趣味なんだ、と私は思う。
水の怪物・フェルプスに次ぐアメリカの水泳のスーパースター・ロクテのバカな行為が、明るみに出た。狂言強盗のようなものだ。第三世界の国であり発展途上国であるブラジルをバカにしている。
アメリカの驕りである。
ブラジルの警察は、国の威信にかけてことの深層に迫った。アメリカのスーパースター、ライアン・ロクテの虚言が暴露された。ロクテ、スーパースターから滑り落ちた。それがもたらす巨万の富からも背を向けられた。
ライアン・ロクテ、身から出た錆び。
そのような中、五輪4連覇の伊調馨に国民栄誉賞が贈られることが現実味を帯びてきた。
嬉しい。
伊調馨、吉田沙保里と同じく無敵の快進撃を遂げながら、常に吉田沙保里の影に隠れていたような存在であった。今でもそう。
であるが、とても女らしい。32歳になった伊調馨。


ところで、安倍晋三である。
身のこなしが素早い。オリンピックの時にはリオにいた。
が、今はケニアのナイロビにいる。
いかに緑のドカンで瞬時に地球上どこへでも行くことができようとも、その身のこなし素早い。日本とアフリカの国々が一堂に集い議論する場・TICADをナイロビで催す。TICADの場で安倍晋三、今後3年間で3兆円のアフリカへの投資を表明した。
リオ五輪閉会式では、安倍晋三には同道せず、ハワイ、パールハーバーのアリゾナ艦上で献花と祈りを捧げた首相夫人の明恵さん、ケニアのナイロビへはご亭主に同道しているようだ。
それにしてもである。
いかに緑のドカンで地球上随意な所へ瞬時に行けるとはいえ、安倍晋三の身軽さ大したもの。


いずれにしろ、8月も終わる。
毎年8月、戦争の8月である。その8月も間もなく終わる。
私も復帰する。