リオ五輪 残り何秒でトリプルゴールド。


吉田沙保里、伊調馨のオリンピックが始まった。
共に史上初女子個人種目4連覇がかかっている。

レスリング女子の快挙、すべてはこの昨夜10時すぎのこの場面から始まった。
69キロ級予備戦、土性沙羅の勝利から。
この日の3階級すべて決勝へ進んだ。圧倒的に、という試合は少なかった。力は拮抗していた。が、日本の3選手は決勝まで勝ちあがった。
1回戦、準々決勝、準決勝は省く。

会場には翌日出場の吉田沙保里の姿もあった。隣の黄色いTシャツは75キロ級の渡利璃穏。

48キロ級決勝。
日本の登坂絵莉、アゼルバイジャンの選手に1対2で負けている。時計は、5分54秒。残りは6秒しかない。登坂絵莉、タックルからバックを取り2ポイントを挙げ、3対2の逆転勝ちをおさめた。
残り時間は、2秒か3秒か。ギリギリの勝利、大逆転劇であった。

登坂、監督の栄和人を肩車して試合場を一周する。

喜びがはじける登坂絵莉。

登坂絵莉と栄和人。
日本のレスリングの女子選手の多くは至学館大学で腕を磨いている。吉田沙保里も伊調馨もこの登坂絵莉も土性沙羅も。そその指導者は栄和人。世界一厳しい練習をしている、という。

表彰台での登坂絵莉。
あと2、3秒で金メダルを逃したアゼルバイジャンの選手、終始うつむきであった。その子持ちは分かる。

オリンピック4連覇がかかる伊調馨が登場する。女子58キロ級。
決勝の相手はロシアのジョロボワ。

時計は、5分53秒。残りわずか7秒。伊調馨、1対2とポイントを先行されている。伊調のオリンピック4連覇は潰えるのか。
が、残り数秒で逆転した。登坂絵莉と同じような大逆転劇。

伊調馨、大きなことをやってのけた。

表彰台上の伊調馨。
この後、伊調馨、こう語っている。
「正直に言うと、今回は怖かった、と。
たしかに、準決勝でテクニカルフォール勝ちをした試合以外、相手を圧倒したものはない。迫力も感じさせなかった。30を超えた伊調馨、ピークは過ぎたのかもしれない。
今朝、ここまでの記憶はあるのだが、この先がない。
眠ってしまったようなんだ。


だから、土性沙羅の決勝戦の模様はライブでは見ていない。
これはNHKニュースからのもの。

土性沙羅、勝った。
金を取った。

レスリング金メダル3人娘。
登坂絵莉。

伊調馨。

土性沙羅。


卓球男子団体は銀メダルを取った。

エース水谷、中国へ一矢を報いた。

今まで勝ったことのない相手に勝った。

3−1で負けたが、東京では勝つ、と言っている。
その言やよし。