初雪だ。

今朝起きたら、雨音がしている。が、窓の外を見ると雪が積もっている。昨夜半、雪が降ったらしい。暖冬といわれるこの冬、はたして雪は降るのかなと思っていたが、降ってくれた。
深沢七郎の『楢山節考』、「楢山まいり」を待つばあさん・おりんの心境であったのだが、よかった。嬉しかった。

アパートのベランダから下を見る。
薄っすらと雪が積もっている。

望遠で覗くと、雨が降っているから雪が解けていってるんだ。

こちら側は、こう。
車道は車に踏まれ雪はなくなっている。手前には、人の足跡が続く。

さしたる雪ではない。
が、昼前、長靴をはき下へ降りる。
この植え込みのあたりはこう。

アパートの敷地のはずれの方。
丸っこいのや四角っぽいコンクリの腰かけの上の雪も、小さくなっている。

敷地内の竹林に積もった雪も、雨に打たれてこのような状態に。

竹林の上には、ささやかな四阿(あずまや)、亭(ちん)が見える。

初雪が降るといつも、バスに乗って近場の早い時間から開いている居酒屋へ行って一杯やりたいな、と思う。今日もそう思った。しかし、雪はやんでいるが、とても冷たい。風も吹いている。手がとても冷たい。痛い。アパート内の家に戻った。
アパート内には緊急時、消防車などが停まるこういうところが何か所かある。そこには、雪が残っていた。このように。
が、私の他、歩いている人はいない。




昨日のNHK、Eテレ「新日曜美術館」。
島谷晃の≪ときの声・にわとり≫が現れる。

昨日、日曜日のNHK、夜8時のEテレ『新日曜美術館』、後半の「アート・シーン」で、北斎展やビアズレー展についで島谷晃展が紹介された。
北斎、ビアズレーときて島谷晃か、嬉しい。とても愉快。
茅ヶ崎市美術館の学芸員・西内裕詞、キュレーション力ばかりじゃなく、プロデュース力も発揮したものと思われる。

井浦新、この番組ばかりじゃなくNHKのお気に入りの男となっている。