ヴァチカン美術館 天国への入口。

何時のことだったか、世界の4大美術館、博物館を考え記したことがある。
ルーブル、ブリティッシュ・ミュージアム、メトロポリタンの3つは決まりだが、4つ目が悩ましい。
サンクトペテルブルグのエルミタージュか、マドリードのプラドか、昨日触れたアムステルダム国立美術館か、ウィーンの美術史美術館か、と。ヨーロッパばかりじゃシャクだからとアジアから選べば、北京と台北を合体した故宮博物院となるかな、とも。
しかし、忘れてはいけない大きな美術館がある。ヴァチカン美術館である。

ヴァチカン、ヴァチカン宮殿やサンピエトロ大聖堂ばかりじゃないんだ。

「ヴァチカン美術館 天国への入口」。
4K3Dでヴァチカン美術館へ入る。

シネスウィッチ銀座、ささやかなディスプレイに凝る。
正面はシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの≪最後の審判≫、右はジョットの≪ステファネスキ祭壇画≫。

左は、ラファエロの≪聖体の論議≫。
右上は、教科書でよく知られている≪ラオコーン像≫。
そして右下は、ミケランジェロの手になるシスティーナ礼拝堂の天井画。

ヴァチカン美術館、実はヴァチカン宮殿やシスティーナ礼拝堂ばかりじゃない。多くの美術館が組み合わされている。
いわば、美術館群である。
ずいぶん昔なので記憶も確かではないが、ヴァチカン宮殿の横か裏の方から入ったような覚えがある。
幾つもの美術館が次々と現われる。そのすべてがヴァチカン美術館なんだ。
上は、カラヴァッジョの≪キリストの埋葬≫。

ヴァチカン美術館、多くの美術館で構成されている。
古代ギリシャ、ローマ美術からルネッサンス美術、さらに現代美術まで。
上は、ゴッホの≪忘れられたピエタ≫。
ヴァチカン美術館、ゴッホばかりじゃなく近現代画家の作品も収蔵する。ルオー、マチィス、シャガール、ダリ、・・・、最先端のコンテンポラリー・アートもあったような気がする。
ヴァチカン美術館、融通無碍と言える。
それだからこそ、世界4大美術館に入れてもいいかな、との思いも。