中東は膠着、関東は初雪。
「イスラム国」(その表記、ISであり、ISISであり、ISILでもあるが)による人質事件、昨日の日没という期限を過ぎた。が、膠着状態に陥っている。
後藤さんとヨルダン軍のパイロット、それにサジダ・リシャウィ死刑囚。
ヨルダンと「イスラム国」、その思惑が噛み合わない。膠着状態が続いている。
NHKが報じる今日のヨルダンの新聞。
後藤さんのことや見通しなどには、まったく触れていないそうだ。
アンマンでは、ヨルダン人パイロットを助けろ、という声が大きくなっている。「国王よ 出てこい」、という声もあがっている、という。
国営テレビでは、”冷静に”、と。
しかし、冷静でいられる状態は、過ぎ去っていく。
ところで、『Japan Inーdepth』に、山内昌之のこういう考察がある。
そのタイトルは、「ヨルダン危機の背景にシリアとイラクの難民 〜イスラム国が引き起こした悲劇〜」。
シリアで殺害された人は、最低でも20万人を超える、という。シリア難民の数は370万人だそうだ。イラク、サウジ、ヨルダン、・・・、あちこちへ逃れている。さらに山内昌之、こう記す。
<イラク人難民40万人に加え、60万から70万ものシリア難民が、人口630万のヨルダンに流入している。それが、IS(「イスラム国」)の狙いでもあるのだ>、と。
さらにパイロットを取られているヨルダン、国内世論の勢いによっては持つこと叶わず、ということになるかもしれない。
そのような状況の下、膠着状態が続く。
ところで、今日の関東、初雪が降った。
雪好きの私は外へ出た。私が住むアパートの敷地内を歩く。
が、雪はすぐに雨に変わった。雪は溶けていく。
敷地内の竹林の前。薄っすらと雪が積もる。
薄っすらと積もる雪から、草であろうか何であろうかツンツンとしたものが出ている。
アパートには園芸サークルのようなものがあり、敷地内のあちこちの草木を手入れしている。
このあたりもそう。
雪から変わった雨は、薄っすらとした雪を見る間に溶かしていく。
雨に変わっても、外は寒い。手袋をはめていても、指先が痛い。早々に家に戻る。
エレベーターを降り、下を見る。
駐車場の周りの道、雪はあらかた溶けている。
今年の初雪、このようなもの。