高野・熊野・伊勢巡り(14) 熊野速玉大社。

熊野三山、1000年前の上皇や女院と同じく、私も熊野本宮大社から熊野速玉大社へと経回っていく。

熊野速玉大社の参道入口。
新宮駅からさほど離れていない。熊野川にもほど近い。

入って少し歩くと、八咫烏神社がある。
「やはり」って感あり。

八咫烏神社、速玉大社の末社なんだ。

さらに進む。

右手に熊野神宝館が現われる。

”南紀の正倉院”、帰りに寄った。

さらに進むと前方に・・・・・

その色調、鮮やかー。
その前方の社殿の屋根、雨に濡れて光っている。

熊野速玉大社の社殿。

入母屋造の社殿、屋根の千木や堅魚木も鮮やかに輝いている。

雨の中の拝殿。

拝殿の大きな注連縄の上には、こういう額が。
「日本第一大霊験所 根本熊野権現拝殿」、と記されている。本宮大社と同じ文言である。那智大社も含め、熊野三山、一体であることが見てとれる。

拝殿の中は、このよう。
ハデと言えばハデ。
しかし、聖なるところ、何処もその大本は、”ハデと言えばハデ”、と言うところが多い。

左の方へ目をやるとこう。
柱に、”御船祭 早舟競漕 平成二十四年優勝阿須智区”、と記された紙が貼られている。この前々日に行なわれた今年の早舟競漕の優勝チームへの記載変更は、まだであった。

右の方へ目をやると・・・
”天皇皇后両陛下幣饌料下賜”の立札が見える。
熊野の地、古より、皇室との結びつきは強い。


昨日、アメリカの戦略爆撃機「B52」が、中国が設定した尖閣諸島上空の防空識別圏を飛行した、という。もちろん、中国側への通告などなしにである。
やはり昨日、特定秘密保護法案が衆院を通過した。
ヤバい法案である。国民の多くは望んでいない。しかし、今、安倍晋三に恐いものなど何もない。まさに、イケイケドンドン状況なんだから。これも日本国民が選択したことだから、な。
”張子の虎”と言われちゃ面子が潰れる。その内、中国の戦闘機がスクランブルをかけてくるだろう。キナ臭い感じになってきた。
特定秘密保護法案がやすやすと成立するのも、そのような状況、背景があればこそ。
そう思う。