W杯3位決定戦。

ラグビーW杯、今日は3位決定戦。
準決勝でイングランドに敗れた王者・ニュージーランドがウェールズを破った。ダブルスコア以上で。
が、その前に琉球。
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昨日、首里城が焼失した。文字通り焼け落ちた。
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琉球、沖縄、何度どれだけ焼ければいいのか。琉球を思う。
昨日は内科の病院へ行っており、そこでもあまり芳しい話がでなかったので、琉球に思いを寄せつつも焼酎ばかりを飲んでいた。
琉球王国、中国王朝と日本の間でバランスをとって生きていた。が、1609年、薩摩の侵攻を受ける。そして1879年(明治12年)の日本による琉球処分。琉球は日本に組みこまれる。日本への併合である。
理不尽なことであるが、このようなことは今でも世界中あちこちにある。その最たるものは中国によるチベットや新疆のウイグルの併合であろう。
日本本土で唯一地上戦を戦ったのも沖縄であった。首里城も徹底的に破壊された。何十年もかけやっと復元した。
20年前後前、首里城へ行った。「城」とは言ってもヤマト・日本内地の城とはまったく異なる。琉球は歴代中国王朝の冊封国であった。首里城、故宮・紫禁城のミニチュアという印象がある。色の鮮やかさは異なるが。
首里城、ヤマトとは異なるウチナンチューの心のよりどころであった。それが焼け落ちた。
悲しい。


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ラグビーW杯日本2019、3位決定戦。
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ニュージーランド対ウェールズ。
両国のキャプテン、共にこのゲームで代表チームのキャプテンを下りる。共に34歳。
ニュージーランドのキャプテン、キアラン・リード、キャップは100を超える。ウェールズのキャプテン、アラン・ウィン・ジョーンズ、キャップはなんと140を超える。
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ニュージーランド、オールブラックスのハカ。今回大会最後のハカとなる。「カマテ」である。
準決勝の折りのイングランドはハカに対するにV字形をとった。ハーフウェーラインを越えて。イングランド、罰金を科せられた。大した額じゃないが。
今日のウェールズは、横一線でハカに応じた。
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オールブラックスの今日のハカ、このゲームで代表を退くキャプテン、キアラン・リードが先導した。気合が入っていた。
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ハカ・・・
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マオリの儀式である。
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ハカ、終わる。
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前半5分、ニュージーランドはフォワードで繋ぎフロントロウ、プロップのムーディーが巨体を揺らしトライ。
コンバージョンゴールも決まり、7-0。
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フォワード8人の総体重は、ニュージーランド921kg、1人平均115kg、ウェールズは882kg、1人平均110kg。
迫力ある。
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前半13分、ニュージーランドFB、ボーデン・バレット、鮮やかなトライ。コンバージョンゴールも決まる。
ボーデン・バレット、196センチ、96kgの均整のとれた身体。カッコいい。
これで14-0。
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19分、ウェールズもFB、エーモスがトライ。ゴールも決まり14-7。
27分にはPGを決め14-10と迫る。
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33分、NZのウィング・スミスがトライ。
前半終了直前にもNZトライ。NZ、前半を28対10で折り返す。
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前半が終わった後、上皇ご夫妻の姿が現れた。
上皇ご夫妻のラグビー観戦は、初めて見る。
お元気なご様子である。心、和む。
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後半2分、NZ、トライ。
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後半19分、ウェールズのウィング・アダムズが今大会通算7本目のトライを挙げる。
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このように。
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このウェールズの11番のアダムズ、トライランキングのトップに立つ。
それにしてもトライ数ベスト5の中にジャパンのトライゲッターの二人、松島幸太朗と福岡聖樹が入っている。凄い。
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NZとウェールズのテストマッチ、NZ・オールブラックスが圧倒的に勝っている。W杯でも3-0。
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後半36分、NZのSO・モランガがダメ押しのトライ。
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終わってみれば40対17。
NZ・オールブラックスの圧勝であった。


今日、東京五輪のマラソンと競歩についての4者協議。
IOCの決定は覆るものではない。
小池百合子、せめてもの抵抗、「合意なき決定」と語る。