バンコク散歩(15) 国立博物館(続き×2)。

ブッダイサワン礼拝堂を出た後、奥の方へと進む。

このようなところを通り・・・

ここへ。
マップの説明によれば、マハ スラ何々・・・とややこしいが・・・
Maha Surasinghanat Buildingという建物。13世紀以前のタイ美術を展示している建物らしい。

ここへ入る。

魅せられるよ。
気に掛かった展示品をいくつか。

「地を触る仏陀」。
19世紀のビルマ美術。

「阿弥陀如来」。
12〜14世紀、鎌倉時代の日本美術。

「仏陀立像」。
5〜6世紀、グプタ様式のインド美術。

この部屋の向こうに地図がある。

インドの文化、文明が、インド洋アンダマン海を越えて東南アジアへ伝播した。
ビルマ、タイ、カンボジア、・・・の国々へ。

この部屋にも多くの仏教美術が。

<法とうずくまる鹿の法輪>。
7〜8世紀のドヴァーラヴァティ美術、と説明書きにある。

進む。

テラコッタの<女神像或いは菩薩像>。
やはり6〜7世紀のドヴァーラヴァティ美術。

大きな建物であるMaha Surasing・・・Buildingのどんつまりの部屋。

正面から見る。
その中央には・・・

<4つの腕のガネーシャ座像>。
10〜11世紀、東ジャワ様式。

お釈迦さまの教え、インド洋を越えてインドから東南アジアへ伝わった。

柔らかな面影の仏像が多く作られた。

この仏さまなど、どうだ。
穏やかな表情で、ナーガ・蛇神を背負っている。
とても柔らかい表情、色調の仏さまである。

多くの仏教美術が。

この建物、2階があったが端折る。

外へ出る。
外の回廊にも作品が。

下へ降りる。ここにも作品が。
こういう光景を見るとコルカタ(カルカッタ)のインディアン・ミュージアムを思いだす。インディアン・ミュージアム、その建物の外のあちこちに多くの彫像が置かれていた。ヒンドゥーの宗教的な作品が。そこまで予算がまわらない、という感じであった。最後に訪れたのは15年以上前であるが、おそらく今でも変わらないのではなかろうか。
それに引き比べ、タイの国立博物館のそれは整然としている。