バンコク散歩(14) 国立博物館(続き)。

歴史館の横に小さな部屋がある。昨日のマップによると「赤い家」と呼ばれる部屋らしい。

向こう、大きな柱の間に見えている。
入る。

タイの歴史、幾つかの時代がある。ビルマ系の時代やクメールの版図であった時代がある。が、私たちが知るタイの時代は、13〜14世紀のスコータイ朝、14〜18世紀のアユタヤー朝、そして18世紀以来今に続くラタナーコーシン朝ぐらい。
上はスコータイ時代の仏頭。

これらはアユタヤー時代。
真ん中に見えるのは・・・

アユタヤーの「寝釈迦」である。
小品であるが存在感がある。美しい。

ミニアチュールのアユタヤーのストゥーパ(仏塔)。

叙事詩「ラーマーヤナ物語」のミニアチュール。ラタナーコーシン時代。

赤い家から歴史館を通り表に出る。すぐ右手に大きな建物が見える。
「ブッダイサフン礼拝堂」である。大きなお堂と言える。

入口で靴を脱ぎ、入る。

お堂の中、周りは一面の壁画。中央には須弥壇が聳える。

須弥壇の前に座り家族写真を撮っている。
皆さん、とても幸せそうな顔である。

須弥壇上部の仏さまは、シヒン仏という仏さまだそうだ。
シヒン仏、タイの護り仏だと言う。

天井を見る。

壁面を見る。

近寄って見る。

須弥壇の後ろ側。
仏陀の生涯が描かれている。

18世紀の作。

若い娘さんたちのグループが入ってきた。ジジババの団体もそれはそれであるが、やはり、若い娘たちのグループの方が心地よい。
それより、お堂内の壁画の下の段には仏陀の生涯が描かれている。
ルンビニーでの誕生、ブッダガヤでの成道(悟り)、サールナートでの初転法輪(初説法)、クシナガラでの涅槃。
それらの模様が。2500年前のシャカ族の王子、ゴータマ・シッダルタの物語が。

礼拝堂を出た後はこの先へ。
バンコクのタイ国立博物館、とても面白い。しかし、あちこちで捕まっていてはなかなか終わらない。明日以降、少し速足で、少し端折って進めることにする。


今日も、貴乃花騒動は続いている。
久しぶりに元小結の隆三杉の顔を見た。元より鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていたが、千賀ノ浦親方である今も、何が何やらビックリしたって顔をしていた。
そりゃそうだ。昨日突然、貴乃花から電話がかかってきて理由も告げず、弟子をよろしく頼むと言われたのだから。千賀ノ浦からすれば、昔の弟弟子とは言え自らの師匠の御曹司であり、何より大横綱であり、一時期貴乃花部屋の部屋付親方をつとめていた。その貴乃花の申し出を断れるものでもない。パチクリしながらも、千賀ノ浦は動いている。
久しぶりに花田紀子さんの姿も見た。
花田紀子、もう10数年も音信不通、接点のない息子・貴乃花の行動を、「見事である」と語っていた。花田紀子も天才の母、凡才の私たちからみれば、その言説も見事。