バンコク散歩(16) 国立博物館(続き×3)。

昨日は、入口のマップ左上「3」の、仏像をはじめとするアジアの彫像を見てきた。

さまざまな建物がある。
中央部のマップ「5」の方へ歩く。

右手の建物にお坊さんの姿が現れた。

何人ものお坊さんが出てきた。
バンコクの町中、お坊さんの姿を見ないわけではないが、今回は少なかった。先年のチェンマイの方がよく見かけた。

マップ「5」の建物にはさまざまな部屋がある。
ここは人形劇の人形や仮面などが展示されている部屋。

典雅。美しい。

一旦外へ出る。
建物の裏手にこのような売店があった。
コーヒー・アメリカーノ10バーツ、エスプレッソ10バーツ、ソフトクリーム20バーツ、って書いてある。
しかし、国立博物館には似合わない売店だ。ちゃっちい。上野の芸大美術館の下の学食の売店のようである。客は誰もいなかった。

さまざまな展示室がある。ここは服飾、衣装の展示室。
上は王様や王子の衣装である。
真ん中のものはヨーロッパスタイル、右端のものはペルシャスタイルと記されている。かっこいい。

これらは女性の衣装。
当然のことながら庶民のものではない。やんごとなき姫君たちのお召し物である。

ローヤル・チャリオット、王室の乗り物が展示されている部屋がある。

キンキラキン、金がふんだんに使われている大きな馬車。

右側の長い担ぎ手がのびているのは輿であろう。

金色は王権の象徴。
その中を歩む相棒。

武器、武具が展示されている部屋がある。
その一画にこの象がいる。
「ワォー・エレファント」、戦闘象である。

このようなジオラマがある。

歩兵がいる。左右には騎馬の兵士もいる。小規模ながら大砲もある。
が、戦闘の場において何より強力な武器は、現在の戦車とも言える戦闘象であったようだ。

正面から見るとよく解かる。

象戦車とも言える戦闘象。

外へ出る。
大きな植木鉢には、小さな睡蓮が一輪のみ咲いている。

「霊魂の家」と記されたものがあった。
上の方の小さな祠のようなものである。

戻ろう。
来た道を戻る。

国立博物館を出た後、もうホテルへ帰ろうとなった。
タクシーを何台か捕まえた。が、どのタクシーもメーターでは行かない。皆、私が言ったホテルまで300バーツだと言う。日本円にすれば1000円程度であるが、バンコクではいかにもボラれている値段。
トゥクトゥクを捕まえてホテルまでの値段を訊くと、トゥクトゥクでも300バーツだと言う。外国人でこれこれの距離ならばこれこれバーツって決まっているようだ。まあ、それもよかろう。
運転手との折衝はそこそこに切りあげて、300バーツでホテルまで戻ってきた。
バンコクの国立博物館、ずいぶん端折っちゃったがこれにて打ち上げとする。